谷山浩子さんの曲

誰にでも、聴けば胸がギューっとなる曲があるはず。私にもいくつかそういう曲があるが、その中に谷山浩子さんの曲がある。


私はニューミュージックが大好きな小学生だった。もちろん、流行のアイドルの曲も好きだったが、裏の自分はニューミュージックの方が大好きだった。それは、4つ年上のお兄ちゃんの影響。お兄ちゃんはニューミュージックが好きで、陽水や拓郎、風、グレープ、松山千春荒井由美、イルカ、小椋桂、村下孝蔵などたくさんのレコードを持っていた。それはチューリップやオフコースへと続いていく。ギターもよく練習していたなぁ。
お兄ちゃんのレコードを触ると叱られたので、家に居ない時にこっそりと取り出しては聴き、分からないように元に戻していた。そんな中に、谷山浩子のレコードもあった。


あの頃は何となく聴いていたが、大人になってから改めて聴くと、やっぱりいいなぁ、と思う。優しい声に、優しいメロディ。彼女の曲は、全てが優しい。
数年前、谷山浩子のベストアルバム 『白と黒』 が発売された。懐かしい曲のオンパレード。去年、お兄ちゃんに電話をした時、 「谷山浩子のベスト、買った?」 と聞いたところ 「ううん、買ってないなぁ」 と言われたので、私のCDをあげた。昔、勝手にレコードを聴かせてもらったから、そのお礼ね。ナイショだけど。お兄ちゃん、車の中で聴いてくれているかなぁ。


大好きな曲はたくさんあるが、そのひとつが 「海の時間」 。
この曲が発売されたのはいつなのか知らないが、大人になってから知った曲だ。すごくステキな曲で、とにかく胸がギューっギューっギューっと、ずっとギューっとし続ける。


カントリーガール」 は、彼女の曲の中でも、いちばん好きな曲。ひとりで口ずさんでも、どうしても切なくなって途中で歌えなくなってしまう。歌詞の中の田舎娘が自分と重なり、切なくて涙が出てしまう。決して暗いメロディーではないのに、なぜか100%、泣けてしまう。


そんな2曲を聴きたい、少し暖かい夜。
今の若いコたちには分かるのかなぁ、こういう柔らかい曲の素晴らしさ。



谷山浩子 『海の時間』 】  歌詞はコチラ



谷山浩子 『カントリーガール』 】  歌詞はコチラ




・・・今日の重量【前回比−0.2kg、基準日比−0.2kg】 ← 安くて美味しいお豆腐屋さんにハマり中。