満月の夜

今朝の東京は大雨と突風。通勤電車の中は、コートをびっしょり濡らした人でいっぱいだった。午前中には雨も上がり、今度は春のようなぬるい風。桜の頃を思わせる。夜はぐっと冷え込み、これまた突風。


そして今日は満月。
日中の不思議なお天気は、この夜のためだったんだね。
東京とは思えないようなキレイな空。濁りのない空に、眩しすぎるほどの満月。街のネオンに負けないぐらいの輝きを放っている。夜なのに、空が青いのが分かる。
こんなにキレイな満月を東京の空に見たのは、初めてかもしれないな。


何かのご褒美なのか、明るい兆しなのか、亡くなってお月様になったお義姉さんからのガンバレ!なのか。
冷たい空気に包まれて、ずっと空を見上げていたい。そんな満月の夜。



PRINCESS PRINCESS 「ムーンライトストーリー」 】


あなたの寝顔 ずっと見てたら 涙があふれてきた
静かな呼吸 重ね合わせて 夜明け前の片隅で
どんな夢 あなたは見てるの?
永遠の 子どもみたいに
息ひそめ 指に触れてみる
見えない糸 確かめたいから


きっと昔も 2人は 恋に落ち 何かに引き裂かれて
長い年月越えて 再び出会えてここにいる
そんな気がするの 何故か・・・


「愛してるよ」 と 動かなくても その唇が恋しい
部屋にさし込む 月の明りが 少しずつ動いてゆく
白いバラ 枯れて行くように
2人とも 年老いていくのね
愛し合う 今の気持ちも 時間も
このままで 止まればいいのに


きっと昔も2人は 恋に落ち 何かに引き裂かれて
長い年月越えて 再び出会えてここにいる
そんな気がするの 今夜


この部屋は2人だけの星になり 宇宙を漂う
私にできるのは ただ あなたに 優しく歌うだけ
この子守歌を そっと いつまでも