自分のことも

地震から10日ちょっと。気持ちが乱高下する毎日で、とてもとても長く感じた。
いろんなことがあった中、自分の生活でも大きな変化があった。
3日前、ヘルプで3ヶ月前から通っている支店に、本社の何チャラ本部長がいらした。応接室に呼ばれ言われたのは、すぐに本社に戻って来て欲しい、との異動辞令。打診ではなく決定だという。地震による諸々の影響で、もともと私が籍を置いている部署がてんてこ舞いの大変な状況にある、とのこと。3日後の今日から本社に出勤するように、と告げてお帰りになった。


さぁ、困った。
長い長い通勤から解放されるのは良いが、いま通っている支店だって人数に余裕があるわけではない。ヘルプだから業務の引継ぎはないけれど、ローテーションで定休日がない会社なので、私ひとりが抜けることで同僚たちのシフトが狂ってしまう。それでも何とか昨日までで支店勤務を終え、今日から本社へ出勤。
アウトソース先に2年3ヶ月、支店ヘルプに3ヶ月、合計2年半も離れていた事務所。顔見知りの警備員さん、掃除のおばちゃん、自分のロッカー、久し振りの同僚たち。そして、ごちゃごちゃになった山のような仕事。
人が多い分、仕事に口出しされることも多い。そういうあちこちからの声に対応するのも久し振りで、ちょっと面倒だったりする。ランチは、いつも通っていた料亭に行った。通っていた、と言ってもお昼時間だけ。夜は高くて行けないから。女将さんとハグして復帰を喜ぶ。 「お昼のお得意様がひとり戻ってきてくれて、嬉しいわぁ」 と言ってくれた。とにかく、あっという間に一日が終わった。


ヘロった顔で揺られていた帰りの電車の中で、やっと電波が復活しつつある大船渡のお義姉さんからメールが届いた。開いてみると、うちのちびっこふたりの写真が添付されていた。あー、体から疲れが一気に抜けていく。。。
「ガソリンがないので自転車で買い出しに行ったり、避難所での炊き出しを手伝ったりして、ふたりとも今回の災害で大人になったみたいです」 と書いてあった。疲れた抜けた体に、今度は元気が湧いてきた。



明日は5連勤の最終日。おばバカLちゃんも、頑張るからねー!