最近のコト

毎日、いろんなことがある。イイこと、イヤなこと、好きなこと、嫌いなこと、嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、ムカつくこと。この数日間にもいろんなことがあり、いろんな自分に自分で踊らされ、ひとり舞台に立ち続けているようだ。



今日の夜、お兄ちゃんから電話があった。明日のお義姉さんのお誕生日に、と送ったお菓子が無事、届いたそうだ。自宅のある大船渡では宅配便がまだやっていないので、お兄ちゃんの学校がある釜石に送った宅配便。あー、間に合って良かったぁ。
そして一緒に送った、かきたねキッチンの柿の種も無事に届いたそうだ。こっちのお菓子は、お兄ちゃんとお義姉さん、それぞれの学校の先生たちで食べてもらおうと送ったもの。お徳用の味が違う大きめパックが10パック。お兄ちゃんには 「届いたらお家に持って帰ってお義姉さんと分けて、それぞれの学校で先生たちと食べてね」 とメールしてあった。
お兄ちゃん、電話で 「ありがとう、もう学校で開けて、いくつか味比べしてみたよ」 とのこと。 「えー!?もう開けちゃったの!?」 と言うと 「だってさぁ、ダンボールがふたつも着いて、どっちにも 『お菓子』 って書いてあるんだもん。周りの先生たちに 『それ、開けるんだろうなぁ』 って言われちゃってさぁ。あはは!」 と笑っていた。そりゃそうだよねぇ、うん。ま、もともとは、学校再開の準備で忙しい先生たちに食べて欲しかったお菓子だからOKなんだけど・・・お義姉さんの学校にもちゃんと、分けてあげてよー!




お兄ちゃんが、上のチビに電話を代わってくれた。今日の始業式で中学2年生として初登校したM。すごく元気だった!
クラス替えがあって仲良しの友達と同じクラスになったこと、憧れの(なぜ?)3組になれたこと、学年のなかでいちばん若い男の先生が担任になったこと、その担任の先生は家が津波で流され、同じ学校の先生にアパートを紹介してもらって住むことになったこと、9人が転校して居なくなり10人が転校してきたこと、給食も始まるがメニューを見ると品数が少ないこと、友達のひとりが横浜に引っ越してしまったこと、他にもたくさんのことを話してくれた。
そして明日は、入学式。やっと後輩が入ってくる!と喜ぶM。入学式では、吹奏楽部が音楽を担当するそうだ。Mは言った。 「去年ね、入学式の入場の演奏が凄くて感動したから、吹奏楽部に入ったんだ。今年はね、自分たちの演奏を聴いて同じように1年生が入部してくれるように、明日の演奏は頑張らないとっ!」 と。 「そっかぁ、頑張ってね!」 と言うと 「うん、ミスらないようにしないとね。あはは!」 だって。かなり、気合が入っている様子。いいぞー!
下の小学生のチビは昨日が始業式。様子を聞きたかったが、もう寝ちゃったとのこと。残念!どうやら、いままで2クラスだったのが、1クラスになったそうだ。元気に通ってくれるといいなぁ。




元同僚から、飲み会のお誘いメールが届いた。あて先に入っている名前を見ると、一緒に働いていた頃に飲みに行っていた仲間たちの名前が並んでいる。メールには、こんな感じのことが書いてあった。
「被災地のことは心配ですが、僕らが経済を活性化させないと!ということで飲み会をやります。東北支援という気持ちから、お店は次の候補の中から希望を取りますので、連絡ください」 と。仙台の牛タンのお店、オイスターバー、寿司バーなど、東北の食材を使ったお店の名前がいくつか並んでいた。
次々と返信メールがメンバー全員宛に入る。 「賛成!やっぱ、牡蠣でしょう」 「参加します!趣旨からいえば、東北の酒が多い寿司屋でしょう」 「いいですねぇ、ここの牛タンは最高ですよねぇ!」 「絶対にオイスターバーじゃなきゃ嫌だっ!」 など、みんな張り切っている。
自分との温度差に、取り残された感のある私。やっぱりどうしてもまだ、大勢でワイワイやる気分にはなれない。主催者のおっちゃんにだけ正直に気持ちを話し、みんなにうまく言ってくれい!とお願いし、今回は参加を見送った。うーん・・・。




ある先輩からメールが届いた。とてもとても優しい先輩で、一緒に岩手に転勤になった時期もあり、今回の震災の時も心配して声を掛けてくれた。私が大好きな先輩のひとりだ。
「こんな時に恐縮ですが、TV局の友人から頼まれたので連絡しました。GWを使って被災地に初めて帰省する人を密着取材したいので、誰か紹介して欲しいと頼まれています。Lやご家族が大変な状況なのは分かっているので、無理なら断ってくださいね」 というような内容だった。誰でも知っている、全国放送のニュース番組の企画だった。
私はGWにはまだ、帰省する予定はない。もう少し時期をずらして行く予定だ。先輩がとても気を遣い、言葉を選んでメールしてきたのもよく分かった。申し訳ないけれど帰省の予定がないので、と断った。お父さんが行方不明の同僚はGWに帰省予定だが、こういう企画にOKするはずもないだろう。被災地出身で今は別の土地に暮らす、私のような人たち。田舎を想い、遠く離れて普通の生活を送っていることに罪悪感を持ち、生活していることだろう。そんな人たちの中に、こういう企画にOKする人っているのかなぁ。
いつもは何気なく見ている報道番組だけど、そうだよなぁ。こういう取材があってニュース番組ができているんだよねぇ。



明日もまた、いろんなことが起こるんだろうなぁ。イイこと8割ぐらいを希望っ!