お世話になります

震災以来、街も会社も自宅も全て、節電。この状況下では当然だし、それに協力することは当たり前だと思っている。
ただ、冬は暖房器具、夏は冷房器具のお世話になるのが当たり前の生活をしてきたので、自然の空気の中で生活することに慣れる工夫が、上手くできずにいる。冬は着込んで過ごせば何とでもなるが、夏は衣服での調整には限界がある。パンツ一丁で仕事をするわけにはいかないし。


そこで、仕事の時に活躍しているのが 「うちわ」 。ここ数日、午後の気温が上がる時間帯に、とてもお世話になっている。

いま、私が会社で使っているのは、2007年の大銀座落語祭の会場で頂いた、このうちわ。南伸坊さんが描いた6人の落語家さんの似顔絵。この6人は、大銀座落語祭の主催 「六人の会」 の方々。とてもよく似ている。
実は去年まで、2001年に東京ドームの野球観戦でもらった長嶋監督・松井秀喜高橋由伸の3人がGユニフォーム姿で写っているうちわを使っていた。でも、10年も使い続けたのでボロボロ。泣く泣く捨てることになってしまった。
そして今年からは、このうちわに。たまに落語を聴きに行くという派遣ちゃんだけが 「イイうちわですねぇ」 と言ってくれた。おー、よき同僚よ。嬉しいわぁ。



反対の面は、コレ。落語の 「語」 。
確か、 「大銀座落語祭」 の6文字がひと文字ずつ書かれていたような記憶がある。一緒に行った友人と 「どの文字か選べるなら、やっぱり 『落』 がイイねぇ」 「えー、 『銀』 もイイよ」 なんて話した記憶がある。
大銀座落語会は、銀座周辺のいろんな会場で、所属団体を超えた落語家さんたちが集まって開催された落語会。いろんな落語家さんの噺が聴けて面白かった。
また、銀座でやってくれないかなぁ。

空調を切っている社内の午後は、やっぱり暑い。天井近くにある窓を開けて何とか過ごしているが、一日の仕事時間の中でトイレに1回しか行かなくて済むほど、体の水分が汗で飛んでいるらしい。
明日からうちの会社では、例年より早くクールビズが始まる。そして例年より長い期間が対象となるらしい。今日、社内で話した同僚男子は 「やっと明日からですよー」 と言っていた。 「クールビズだと、全然違うの?」 と聞いたところ、 「ネクタイをしているのと外したのでは、暑さが全然違います!嬉しいッスよー」 と喜んでいた。
あとひと月もすれば、このうちわも大活躍するのかな。この夏、お世話になります!