あれから一年かぁ・・・

今年も無事、 『目黒のさんま祭り』 が開催された。そして今年も、仕事で行けなかった・・・残念。


朝日新聞 (asahi.com)   今日9月4日の 「目黒のさんま祭り」 記事


毎年、我が岩手県宮古市から無料で提供される、数千匹のサンマ。昨年は不漁のため開催できないのではないか、と心配されたが、海の男たちの意地にかけて7000匹のサンマを用意し、提供してくれた。
そして今年。3月の大震災。海辺の壊滅的な被害。言葉にすれば、たった数文字の 「壊滅的な被害」 。それがどれだけのものか、当日から多くの映像を目にし、今でもがれきが積まれたあの状態を見れば、誰もが今年は無理だと思っただろう。
でも、海の町の人たちは強かった。今年も例年通り7000匹のサンマが無料で提供された。捕ることも、保存することも大変だっただろう。自分の故郷を誇りに思う。


昨年、不漁の中でサンマを提供することに、 「地元の人間の口にも入らないのに」 「無料提供したサンマを食べた人がみんな、宮古に観光に来るわけじゃないのに」 とブログに書いていた地元の人と、web上でちょっとやりあってしまった。
「関係者がそんなことを言って、恥ずかしくないのか」 「提供した自分の町を誇りに思わないのか」 「宮古を信じて毎年、早朝から待っている人たちがいるのに」 「海の男たちの意地をカッコいいと思わないのか」  などと言ったような気がする。
今は地元を離れているクセに、よく言ったものだ。半べそをかきながら、パソコンに向かって書いたっけなぁ。


あの大震災が起こった直後、目黒のさんま祭りの関係者や品川区 (駅は目黒だけど品川区側の商店街なので) は、すぐに救援物資や義援金宮古市に送ってくださった。
今日のスポニチ記事には、こうあった。
宮古市の漁港は津波で大きな被害を受け、再建は道半ば。目黒駅前商店街ではサンマなしでの祭りの開催も検討したが、宮古市側が 「宮古にとっても大事な祭り。必ずお届けする」 と申し出た』
宮古市の担当者 「炭火焼きの煙を復興ののろしにしたい」 』


地元の友達の話によると、今年のサンマは大ぶりだそうだ。サンマは目黒に限る!