理解不能!?

コンタクトレンズの装着が解禁となり、 「次は待ちに待った、まつ毛のエクステだぁ!」 と気合いの入る私。もう、1本も残っていないんだもん。私は肌も髪質もお父さんに似たようで、肌の色は白め (東北人だから?) 、髪の毛は細い猫っ毛だ。毛のパワーは弱いらしく、腕や足のお手入れが要らないことは有難いが、まつ毛も細く短い。もう、自分のまつ毛に我慢がならん!
残業時間になるとすぐテラスに出て、携帯電話からエクステのお店に電話をした。明後日のお休みに予約を入れようと思ったのだが、 「あー、三連休だからか、その日は予約でいっぱいなんですよ」 と断られてしまった。あー、心底ガッカリ。。。


席に戻ると、島には3人しか残っていなかった。そのうちのひとり、同僚女子に 「エクステの予約が取れなかった・・・」 と言うと 「えー、エクステつけるの!?まだ早いんじゃない?もっとちゃんと目が治ってからにしなよ」 と言われた。暫し、エクステ話。私、仕事は既に終わっていたから、ね。


それを聞いていた、同僚おじちゃんとの会話。
「あのさ、 『まつ毛つける』 って、どういうこと?」
「まつ毛の1本1本に、クルンとカールした毛を貼り付けて、更に長くするんですよ」
「えー!そんなこと、してんの?」
「えー!私のまつ毛が短くなったことに、気付いてなかったんですか?ショック・・・」
「それさ、いくらするの?」
「1本、100円です」
「で、何本つけるの?」
「うーん、両目で60本とか80本とかですね。メンテして、常に80本ぐらいをキープです」
「えー!そんなにつけるの!?俺はまつ毛が邪魔で、よく抜くけどね」
「もったいないですよー!こっちはお金を払ってつけてるのに」
「俺の抜いたまつ毛をあげるからさぁ、それをつければ?」
「ダメですよ、キレイにカールしてないもん」
「顔を洗うときは、どうすんの?」
「目の周りは、優しく洗うんです。化粧を落としても、まつ毛だけバサバサしてるんですよ」
「ぎゃははは!!!それ、必要ないんじゃない?」
「えー、メッチャ大事。必須ッスよ。電車の中で、女子のまつ毛を観察してみてくださいよ」
「うーん、分からん。お金かかってるんだなぁ」
「そうですよ。女子には 『まつ毛 手当て』 を欲しいぐらいですよ」
「女性はさ、抜いたり付けたり、大変なんだなぁ・・・」
「あはは!そうですねぇ」



おっちゃんには、まつ毛の大切さがイマイチ伝わらなかった。うー、無念。
お化粧しないといけないし、美容院だって男性より高いし、まつ毛もつけて、ネイルサロンで爪をキラキラにして、アクセサリーをつけて、制服廃止になったからお洋服もいろいろ欲しいし、とにかく女性はお金がかかって大変!
ホント、 「美容手当て」 が欲しいわ。まぁ、いろいろ文句を言いながらも、それを楽しんでやっているんだけどね。
やっぱり女子は楽しいなぁ。