Tatekawa Blood 立川志らく・談笑 二人会


今日は、仕事を半休して落語会へ。
「このクソ忙しい時期に」 と同僚にたち思われているかもしれないなぁ、なんて思わないワケじゃないけど、大好きな志らくさん・談笑さんの落語が聴ける会、しかもゲストは松元ヒロさん!こんな会、行かないわけにはいかないじゃん。以前、松元ヒロさんを観に行って大笑いした取引先の鉄道鉄子ちゃんを誘っての参加。今年初めての落語会、初めての鉄子ちゃん。楽しみ、楽しみ。
仕事が休みの鉄子ちゃんと新宿で待ち合わせをし、京王線の、敢えて各駅停車の電車に乗り、調布へ。急行でビューンと行ったほうが早いけど、久し振りに会ったので、いろんな話をしながら各停でトロトロと向かった。
雨に時々雪が混じるような寒い日。鉄子ちゃんは思いっきり重ね着の着膨れスタイルで 「苦しいッス」 と言って笑わせてくれた。手塚治みたいなベレー帽が可愛らしいね。



本日の演目。
開口一番、らく平さんの 『たらちね』 の時、お客さんの携帯電話が鳴る。しかも、止め方が分からないのか、何度も何度も鳴る。さすがのらく兵さんも落語を中断し 「いいんですよ、私の時は。そういう時間なんですから」 と言って笑わせていたが、こういう時は携帯電話の電源を切っておかないとねぇ。


そして、談笑さん登場。
まくらでは家元やそのご家族の話題も。そして演目は 『金明竹』 。しかも、大好きな談笑さんの津軽弁バージョンの金明竹。初めて聴いたときは、顔が元に戻らなくなるんじゃないか?と思うほど笑ったなぁ。今日も、 「金明竹だっ!」 と思った瞬間から、顔がニヤけて止まらない。津軽弁の件になると、東北好きな鉄子ちゃんも大爆笑!いやぁ、笑った笑った。会場が沸く、というのはこういうコトを言うんだね。何度聴いても、面白いなぁ。


一度、袖に帰った談笑さん、 「時間があるようなので」 と再び高座へ。
さっきの津軽弁金明竹、青森でやった時にはもちろん大うけだったそうだが、会場から 「おい、なに言ってるか分かんねぇぞ!」 とヤジが飛んだ、とまた、会場を笑わせていた。
そして次の演目、 『イラサリマケー』 。まだ笑わせますか。談笑さんが 「新宿西口の・・・」 と言った瞬間、会場からはクスクスと笑いが起こる。そうだよねぇ。とにかく今日の談笑さんには、いっぱい笑わせてもらったなぁ。最高の初笑い。


お仲入り後は、松元ヒロさん。
今日も面白かったなぁ。家元談志がヒロさんのステージを観にきてくれた時のことを、面白おかしくトーク。ヒロさんのステージの最後に観客席からステージに上り、全て持っていかれた、と。
ヒロさんのトークは凄く面白いのだが、こういう所で書くことができないネタばかりなのが残念!やっぱり、生で観ないとねぇ。


最後は志らくさん。
志らく・談笑・松元ヒロの会に来る人たちだから普通の客じゃない、的なことを言って笑わせる。ヒロさんも同じようなことを言っていたなぁ。確かに。。。
やはり家元の話を少しした後、さっきの談笑・ヒロさんの後だとやり辛いと言いながら、 『浜野矩随』 へ。志らくさんの金明竹英語版も面白くて大好きだけど、続けて演るワケないもんね。
ここまで大爆笑してきた会場も、静かに浜野矩随に引き込まれていく。 「ひょっとこ天狗」 には笑ったが、おっかさんが死んだ場面には、じーんとした。狂ったような志らく落語もいいが、こういう話の泣き場面の志らくさんも良い。日本人には人情だ。


大満足の会を終え、そこから仲良しの従妹も合流しての諸々。
長くて濃い、イイ一日だったなぁ。