冷えたおにぎり

昨日から、5連勤。久し振りの5連勤で、体よりも気持ちが先に凹んでしまう。月〜金勤務の部署の人って、凄いなぁ。もう、あのサイクルには戻れないわぁ。。。
まだ2日目なのに残業をしてしまい、既にヘロってしまっている。明日の朝はご飯を作るパワーはないだろうなぁ、と思ったので、帰りにコンビニエンスストアに寄り、おにぎりを買った。こういうの、自分の中ではちょっと許せない流れなんだけど、早起きできそうにないのでつい、買ってしまった。自分に甘いなぁ。


おにぎりの入った袋を片手に歩きながら、ふと考えた。
「いつから世の中では、キンキンに冷えたおにぎりが当たり前になったんだろう」 と。


子供の頃、親が出掛けてご飯の時間に居ないときにはよく、おにぎりを作って置いておいてくれた。お皿に並べ、ラップを掛け、テーブルの上に置かれていた。冷蔵庫に入っていた記憶は無い。
中学・高校では、お昼は給食ではなく、お弁当だった。朝、家から持って行ったおにぎりはそのまま通学カバンの中に入れられ、お昼休みになると、取り出して食べたよなぁ。教室に冷蔵庫なんかなかったし。
遠足だって、運動会だって、朝にお母さんが握ってくれたおにぎりをリュックサックや風呂敷包みから出して食べたよね。


この間、職場でこんなことがあった。
お昼に買出しに行けないなぁ、という日だったので、出勤前にコンビニでおにぎりを買い、引き出しの中に入れておいた。午後になり、引き出しからおにぎりを取り出して食べようとしたところ、同僚に 「え?冷蔵庫に入れてなかったの?大丈夫?」 と言われた。 「へ?ここは冷房の効いた室内だから大丈夫だよ」 と言うと、 「普通は冷蔵庫に入れておくでしょ」 だって。
それって、 『普通』 なのかぁ。。。
確かに会社の冷蔵庫2台は、同僚たちが朝のうちに買ったおにぎりやお弁当でいっぱいになっている。ふーん。。。



昔を振り返ってみると、特に親の世代では、冷たいご飯を食べるということに抵抗があったような気がする。うちの親が特別、そうだったのかな。スイッチの切れた炊飯器に入った冷たいご飯をお茶碗に盛り、生卵を掛けて食べようとすると 「嫌ぁだぁ、冷たいご飯で・・・」 って言われたっけ。
今でもお母さんは、おにぎりやおかずの残りを食べようとすると 「少し、温めようか?」 と聞く。冷たいものを食べさせる、ということが、母親として、我慢できないというか恥ずかしいというか申し訳ないというか、よく分からないけどそんな気持ちなのかなぁ。


キンキンに冷えたおにぎりが当たり前になったのは、コンビニが普及し、定着したからだろう。24時間いつでもお腹が空いたら買って食べられるし、キンキンに冷やして売っているから、それが当たり前に思えてくる。常温で置いておくよりは安心だろうけど、改めて考えると、何だかなぁ・・・ってところもある。


買ってきたおにぎりを冷蔵庫に入れながら、こんなことを考えましたとさ。