自分らしい夜

昨日の仕事は、いろいろあってピンポンダッシュの定時上がり。18時からフリーなんて滅多にないので、 「さぁて、どうしよう」 なんて思ってしまった。ま、真っ直ぐ帰っても仕方ないし、と東京駅ナカでぶらぶら。



美味しいモノでも仕入れようかねぇ、と大好きなDEAN&DELUCAへ。東京駅にお店が出来てからは、品川駅の改札外や六本木ミッドタウンまで行かなくてもいいので便利だわぁ。
お店の入り口は、ハロウィンのディスプレイがされており、とても賑やか。スカルのクッキーと、パパブブレD&Dコラボのスカルキャンディーを選んだ。もったいなくて、すぐには食べられないなぁ。
パンのコーナーには、これまた大好きないちじくのパンがっ!秋の楽しみのひとつ、いちじくパン。迷わずトレーに載せ、さっきのお菓子と一緒にレジへ。お家で食べるのを楽しみに、そのまま電車に乗った。


電車に揺られ、お隣の有楽町駅に着く直前、携帯電話にメールが入った。元同僚、大好きな先輩からだった。 「ちょっと良いことがあった。軽く飲みに付き合わない?」 と。有楽町駅に着いて電話をしてみたところ、もうすぐ仕事が終わるからその辺で待ってて、とのこと。ハイ、そうします。
新橋駅で、その元同僚と合流。先輩はうちの会社を辞めて別の会社に勤めていたが、5月から独立し、事業を始めた。奥さんも子供さんもいるからかなり勇気が要ったそうだが、自分のやりたいコトに向かってまっしぐら。羨ましいなぁ。
同じ会社にいる頃からしょっちゅう、一緒に飲みに行っていた私たち。会社を辞めてからも時々、飲みに誘ってくれる。先輩曰く 「いつもLには理由をつけて断られるからなぁ」 だって。タイミングが悪いことが多いからね。今日みたいな日だったら大歓迎。



昔、よく通っていた炉端焼きのお店に連れて行った。新橋らしく、おじさんサラリーマンだらけのお店だが、お魚が美味しいお店なのでよく寄ったお店。店名を見て先輩が 「ん?もしかして・・・」 と呟いた。店主に 「このお店、浅草にもありませんか?」 と聞くと 「あー、元々の出は、そうなんですよ」 と言われた。 「あー、やっぱりそうですか」 と先輩。京都から東京に出てきて初めて隅田川の花火大会に行った日、偶然入って気に入った居酒屋さんだったそうで、とても喜んでいた。へぇ、ご縁だねぇ。


ビールや熱燗を飲み、カンパチのカマ焼きや氷下魚の一夜干し、ホヤ酢など美味しい海のモノを食べ、たくさんおしゃべり。よき理解者とのおしゃべりは楽しい。なにも隠さず、思うまましゃべれることの有難いこと、楽しいこと。余計な気を遣わずに何でも言えるこの時間は、本当の私の時間。いつも熱くて真っ直ぐな先輩の言葉には、裏が無い。言葉は多少悪くても、私のことを心配してくれているのがよく分かる。とても有難い。うまく事業が軌道に乗るといいなぁ。


そういえば春、事業を始めた直後、一緒に飲みに行った。
いつもより元気がなかった先輩。会社を興すというのは、非常にパワーもお金も要るそうだ。 「お金は出せないけど、手伝えることがあったら何でも言って。パソコンをパチパチやるとか、パンフの文面を考えるとか、何でもやるから」 と言うと 「ありがとう。そう言ってくれる人がたくさんいて、本当に有難いなぁ、って思ってるんだ。独立するとね、そういうことが分かるんだよ」 と言っていた。そういう人が周りにいっぱいいるのは、先輩の人柄があってこそ、なんだろうね。


「もう一軒、行こう!」 と先輩は言っていたが、無理やり解散した。先輩んち、遠いから。昔みたいに若くないんだから、早く帰って寝ないとっ!次は、忘年会かなぁ。