合格祈願!

上のチビは高校受験を控えて猛勉強中・・・たぶん。この間、電話で話したときに 「じゃ、湯島天神に行って合格をお願いしないとね」 と言うと 「あー、そこの鉛筆を使うと合格するんだってね」 と返ってきた。受験生情報かぁ、よく知っているね。それで合格するならオバチャン、何十本でも買ってあげるわ。


今日は、昨日と違って風もなくイイ天気。起きてすぐに掃除と洗濯を済ませ、朝いちばんで予約したまつ毛のエクステを終え、そのまま湯島天神に向かった。


梅の時期にしか来たことがない湯島天神
平日の昼間だが、それなりに人出があるのは、菊祭り開催中だからかな。
本殿の正面にもほら、色鮮やかな菊が飾られているよ。


合格祈願の親子連れ、毎日来ている風のおじいちゃん、仕事途中のサラリーマン、お孫さんとお散歩中のおばあちゃんなど、いろんな人が次々とお参り。


それほど広くない境内には、びっしりと的屋。平日だからか、営業している的屋は甘酒屋さんだけ。


うー、どこで写真を撮っても写り込むわぁ・・・。


さすがは学業の御利益で有名な湯島天神。絵馬の数がもの凄い!
この絵馬の固まりが、境内にあと2箇所ある。今日は菊祭りの花でいっぱいの境内だが、年明けにはこの絵馬の固まりが別の場所にもいくつもできて、とにかく凄い数になるんだよね。早いうちに来て良かったかな。
本殿にお参りしたあと、私もさっそく絵馬で合格祈願。字を書くのに、こんなに気持ちを込めて書いたことがあったかなぁ。ゆっくりと丁寧に書き、なるべく上の方に結び付けて来た。みんなの祈りが通じるといいね。


これは、菊祭りでは菊人形と共によく見掛ける 「千本咲」 。
紹介の札より 『一本の苗から中心の一輪より一段ごとに六輪ずつ花を増やし、250〜400個の花を咲かせ、全体で一輪の花のごとくくみ上げます。沢山の花を、同じ大きさに、同時に咲かせるのが腕の見せ所です』 。
何と、世界記録は2319輪で、一年間は電灯を点けて、花を咲かせないようにしたとのこと。どの世界にも、道を究める人がいるんだねぇ。勉強になりました!



チビのために買ってきたのは、学業守とリクエストの鉛筆。
そうそう、みたことあるよ、この鉛筆。1ダースの半分、6本には、格言が。
一歩一歩進め。困難にうちかて。日日の努力。自信は努力から。あせらず、たゆまず、おこたらず。人に頼るな、自分でなせば叶う。


3ダース、受験までに使い切るほど勉強できるかな。


男坂手前の大銀杏。天辺の方は、お日さまの光で金色に輝いていたよ。今日の晴天のように、春にはスッキリと澄んだ気持ちになっているとイイね。頑張れ!受験生たち!
せっかくだから、男坂と女坂の写真を。左の急な階段が男坂、右の緩やかな方が女坂、ね。
 


本殿の脇の方に、数束の稲が干されていた。かすみがうら市の御神田で収穫された御神饌米の 「イセヒカリ」 とのこと。
平成元年、伊勢地方を襲った台風で稲がほぼ倒伏した中で、びくともせず直立していた稲株がこのお米の元だそうだ。伊勢神宮をはじめ、各地の神社の御神田で収穫されているとのこと。
下の方にスズメが写っているの、見えるかな。稲から落ちたお米を、スズメが入れ替わりごちそうさま!していた。神様も笑いながら見ているんだろうね。うふふ。



帰り道、楽しみにしていた 「甘味処みつばち」 さんへ。
湯島や上野辺りには有名な甘味処がいくつかあるが、みつばちさんも大好きなお店のひとつ。張り切って寄ったのだが、喫茶の方はまだ営業時間前だったので、泣く泣く持ち帰り用を買った。
お気に入りのあんみつに、栗あんみつまで買ってしまったよ。みつばちさんの寒天は、噛むとブリブリッとする。この、ブリブリ感がたまらないのだ。豆の塩加減も、黒蜜の濃さも大好き!次回はやっぱり、喫茶が開いている時間にいかないと、だね。


入学試験では、何が起こるか分からない。私も高校受験のとき、いちばん得意だった数学が、5教科の中で最低の点数だった。自己採点でショックを受け、合格発表の日には、なかなか見に行けなかったっけ。
勉強タイプが私と似ているチビには、同じ苦労をさせないように 「一発屋は受験では弱いよ。コツコツ屋が強いんだからね」 といつも言っている。中学校内のテスト、一夜漬けで上位を守っていても、最後の受験で勝つのはコツコツやってきた人だもんね。
今年は、お正月も元日だけになるかな。サクラサクよう、頑張れ!世の受験生たち。