これから


今朝、お兄ちゃんから電話があった。普段はメールばかりなので、電話が鳴るということは、すごくイイことがあったか、すごく悪いことがあったか、どちらかだ。
今回は後者。


昨日の朝、トイレに行ったお父さん。バランスを崩して転び、救急車で運ばれた。太ももを骨折して、手術が必要とのこと。
脳梗塞をやっているので、左半身が不自由なお父さん。それでも足を引きずりながら、自分で歩くし、トイレも行くし、近くまでなら車を運転することもできる。今回、動かないほうの左足太ももを骨折したそうだ。
過去には脳梗塞が再発したこともあるので、トイレで転んだ、と聞いて先ず頭に浮かんだのは、そっちの方だった。が、骨折。血圧の薬を飲んで血が固まらないようにしているため、すぐに手術をすることはできない。一週間ほど薬を止め、血が止まりやすくなってからの手術になるようだ。


手術後のリハビリで、元のように自分でトイレに行ったりすることはできるだろうか。そのまま寝たきりになったりするのだろうか。何れにせよ、長い長い時間が必要になりそうだ。


心配性のお母さんはきっと、いろんなことを考えて、頭の中がパニックになっているだろう。病院で付き添いをしているそうなので、ゆっくり話はできていない。お母さん、4月に自分の手術を終えたばかりなのに。電話で話した家族も、 「おばあちゃん、頭の中が真っ白になったって言ってたよ」 だって。様子が目に浮かぶ。お父さんは意地っ張りだから、手術もリハビリも頑張るだろうね。 「ン十年も生きてきて、こんなに痛いのは初めてだ」 と言っていたそうだ。手術までの一週間、何とか落ち着いてくれるといいけど。
お父さんのことも心配だが、お母さんの方も心配だ。


お母さんの手術の時はチビたちの転校やら入学やら諸々重なって大変だったが、今回は下のチビの修学旅行が重なったらしい。
また来週は帰省だ。秋にはお義姉さんの法事もあるし、ね。遠くに住んでいる親不孝娘は、こんな時でも役立たずだ。帰って、お母さんの話し相手になってあげないと。それぐらいしか出来ないし。
今年は何だか、梅雨空のような厚い雲が覆っている我が家。