くるくるドライヤー様さま

朝。いつものようにドライヤーをかけている時のこと。
全体を乾かす所謂ふつうのハイパーなドライヤーを終え、ヴィダルサスーンのプチ高級ヘアアイロンを終え、最後のお買い得くるくるドライヤーで前髪と裾を整えて終了!の一歩手前で、それは起こった。
「グィーン、グィィィーン、ググググッ、ググッ・・・グン・・・」 。それっきり、動かなくなってしまった。カチカチッ、カチッ、と何度スイッチを動かしても、全く反応しない。
あー、ここまでかぁ。。。漫画みたいな終わり方に、思わず笑ってしまった。たぶんコレ、2千円ぐらいで買ったんじゃなかったっけ?それにしては7〜8年もよく頑張ったね。お疲れさま!



今日は雨の一日。くるくるドライヤーが仕上げの直前まで頑張ってくれたおかげで、髪が爆発せずに一日を終えた。
くるくるドライヤーが無いと、明日の朝の支度は完成しない。ほんの1分しか使わないのに、ね。いやいや、その1分が大事なんだよ。仕事帰りに、この間オープンしたばかりのビックカメラ赤坂見附店に寄った。寄ったっていうか、帰りの駅の上にあるんだもんね。便利だわぁ。
売り場に行って、固まる私。 「今どき、くるくるドライヤーなんてねぇ」 なんて思いながら行ったのだが、あるわあるわ、マイナスイオンが何ちゃらとか、ナノイーが何ちゃらとか、ワット数が高いとか、音が静かだとか、とにかくずらーっとすごい数が並んでいる。値段も1500円ぐらいから1万円以上するものまで様々。


さぁ、困った!店員さんも急がしそうで、声を掛けづらい。ボディが細くて軽くて静か、できれば700ワット。これだけに条件を絞って探すこと30分。やっと、コレ!という商品を選び、女性の店員さんに声を掛けた。 「コレなんですけど、在庫ありますか」 と聞くと、棚の下に積まれている在庫の箱を探す店員さん。そこには無く、何やら奥の方に探しに行ってくれたが 「あいにく人気商品で在庫がありません」 とのこと。30分も悩んだ結果がこれか。 「じゃ、同じシリーズのこっちは?」 と聞くと、また在庫探し。 「あいにく人気商品で・・・」 と同じ説明。 「じゃ、同じメーカーのこっちは?」 と聞くと 「そちらも在庫が・・・」 。


仏の顔も三度まで。私の我慢も三度まで。
「在庫が無いなら 『在庫無し』 って表示しないんですか」 「はい、そうですねぇ」 「じゃぁ、現品でもいいですよ」 「展示品はメーカーさんからの借り物なので、現品を売ることはできないんです」 「じゃ、どれなら在庫があるんですか」 「えーっと、その条件ですと・・・」 とおススメしてきたのは、本体がぶっといタイプや、グワァァー!と凄い音を立てるタイプばかり。
そりゃそうだ、在庫が無いと言われた商品は、私が30分も吟味して決めたモノだもん。それ以上のモノなんかあるもんか。しかし、今日買って帰らないと、私の明日は無い。結局、ワット数は低いが、音が静かなタイプを選んだ。
ふーっ。。。ちかりた。


まさか明日の朝、 「グィィィーン、ググッ・・・グン・・・」 なんてコト、ないよね?ね?