帰省二日目、事故から九日目


6月の帰省と違っていたこと。それは、わんこが増えていたこと。まだ2〜3ヶ月らしいが、同じチワワのチビっこいのがゲージに入っていた。色素が薄いこの子は人気がなかったようで、我が家に声が掛かったそうだ。
5月に来たチワワも小さいと思ったが、私が初めて会ったときにはもう4ヶ月だった。今はもう6ヶ月になるので、このチビっこいわんこと比べると大きく見える。
なぜかこのチビっこいのは、ちゃんと寝る場所が用意されているのに、その下に無理やり潜って寝る。ゲージの床の方が冷たくて気持ちいいのかな。その、でろーんとした寝姿に、癒される。わんこが苦手な私でも、抱っこするとすぐに眠ってしまうチビっこいのは、とてもカワイイ。


今日はお昼ぐらいに、おじいちゃんのリハビリの先生やらケアマネさんやら4〜5人がうちに集まって、今後のおじいちゃんの生活について話し合いがあるという。お義姉さんも同席することになっていたので、それが終わってからチビの病院へ。
今日のチビは、午前中から検査や治療やらで大忙し。最後の眼科でお義姉さんと私も一緒に検査結果の説明を受け、病室に戻ってきたときにはもう、ベッドに夕食が用意されていた。
今日は疲れただろうね。


今日、チビの脳のMRI画像を見せてもらった。頭の中に点在する、白い影。中でも大き目のそれは、新しいことを記録する場所だそうだ。同じ質問を毎日くり返していたのも、これらが原因だそうだ。
『びまん性軸索損傷』 。ネットで検索してみたが、希望の持てる内容は書かれていない。スマホを持っているチビは、自分で検索をし、結果を見るだろう。自分が、同じ質問を何度もしていることに気付いているチビは、それを見て、何を思うだろう。
「また明日ね」 と言って病室を出たが、その夜のチビが気になって仕方がない。


昨日より帰るのが遅くなったが、じいばあも下のチビも、夕飯を食べずに待っていてくれた。ご飯のあと、下のチビとぐるぐる定規で遊んだ。この子は事故以来、いろんな我慢をしているだろう。お姉ちゃんに掛かり切りの親に甘えられず、ストレスがたまっているようで、おばあちゃんに冷たく当たっている。仕方がないと思いながらも、おじいちゃんの介護で大変なおばあちゃんも辛そうで切なくなる。せめて私がいる間は、下のチビとの時間は思い切り楽く過ごすぞ!


明日は、事故の加害者が病院に来る。