ビックリしたなぁ。。。

一昨日の夜、たまたまテレビのチャンネルを変えたところ、 「のちほど、大船渡市から中継でお送りします」 という声と共に、新沼謙治さんが画面に映った。もしかしてっ!
さっそく入院中のチビにメールを送った。 「いまね、テレビ番組で、新沼謙治さんが大船渡から中継って映ってたよ。あの歌をやるんじゃない?」 と。
あの歌、とは 『ふるさとは今もかわらず』 。去年、チビはまだ沿岸の大船渡市に住んでおり、通っていた中学校は新沼さんの母校だった。その中学の特設合唱部が新曲のコーラスとして参加する、という学校のウェブ記事を教えてくれたのは、お兄ちゃんだったかなぁ。チビがその特設合唱部のひとりで、新沼さんと一緒に歌ったんだよ、と。
部活は違うけれど、チビはずっと合唱や独唱をやっているもんね。とても通るイイ声なんだなぁ、これが。



すぐに、チビからメールの返事が来た。 「知っとる、知っとる!私以外は出るよー、みんな。テレビをガン見するよ」 と。そして 「だって、召集かかってたもん。楽しみよー!」 とも書いてあった。
何だ、知ってたのか・・・っていうか、チビにも召集が掛かっていたのか。みんな、今は高校生になってバラバラの生活だもんね。引っ越してしまったチビは、遠いから参加を諦めたのか、事故の後に召集が掛かって諦めたのか、詳しくは聞けなかった。行きたかっただろうねぇ、チビ。
そのやりとりの後、お母さんにもメールを送った。テレビ、観てね!と。


その日の放送の中で、新沼さんが仰っていた。この曲は震災の後、ふるさとに帰って川原を歩いているときに突然、頭に浮かんできた曲だ、と。大船渡だから、盛川だね、きっと。テレビ中継は、チビが卒業した中学校の校庭から。校庭といっても未だにびっしりと仮設住宅が並んでいた。状況は、何も変わっていない。
震災後、それに関連するいろんな曲が発表されたが、この曲の素朴な柔らかさは特別だ。難しい言葉も複雑なメロディーラインもないけれど、だからこそスーッと体のど真ん中に、自然に入ってくる。合唱曲としてもイイよね。
じんわりしているところに、 「教えてくれてありがとう!すごく良かったよねー!一緒に歌いたかっただろうねぇ」 と電話を掛けてきたお母さん。何でも言葉にしたいお母さんらしい行動だね。


放送が終わってから、You Tubeで探してみた。今までCDでは聴いていたけれど、動画もあるのかな、と。で、動画を見た。で、ビックリ!プロモにはチビたちも映っているー!しかも、ガッツリ映っているー!長崎県にある中学校の合唱部や、杉並児童合唱団も参加しているのね。
これって、お兄ちゃんやチビたちは知っていたのかな。あ、撮影したんだから知っていたのか。高校の制服で映っているから、撮ったのは今年に入ってからだよね。っつーか、いつだ?何で、教えてくれなかったんだ?おい、おい!
おばバカ、何回も観ちゃったよー!
気になってチビにメールをしてみたところ、 「やっと観たの?5月頃に撮ったんだよ」 とのこと。そういうことは、教えてくれよぉ・・・ったく。


ということで、短いバージョンの方で・・・


【 新沼謙治 『ふるさとは今もかわらず (シンフォニックVer.) 』 】