2ヶ月前倒しの大掃除

湿度計の針が指しているその数値が、この間までとは明らかに違う。蒸し暑かったもんなぁ、10月なのに。今日はカラッと晴れ、 「衣替えっちゅーのは、こういう湿気の少ない日にやりたいものだねぇ」 なんて思わせる。湿った空気の日に夏物をしまうと、湿気まで一緒に閉じ込めてしまうような気がするんだもん。
ま、思ったところで、嫌なことに対しては重い腰が上がるわけもなく、他の 「やらないといけないこと」 を見付けようと、部屋の中をキョロキョロ。思い付かず、草取りをしながらも考える。うーん。。。
そうだ、今日は夜じゃなくて昼間に、引き出しの片付けをしよう!しかも、大物のキッチンの引き出しをやるんだ。


案の定、大苦戦。コンビニでもらった割り箸やスプーンたち、ライター、コースター、爪楊枝、箸置き、布巾、備長炭、栓抜き、キーホルダー、なぜか小銭、なぜか合鍵・・・など等、がちゃがちゃのぐちゃぐちゃ。結果、殆どがゴミとして捨てられることになった。ふーっ、スッキリしたぁ。
で、ふと顔を上げる。 「換気扇の掃除っちゅーのも、カラッと湿気の少ない日にやりたいよねぇ」 
衣替え用にと買った衣装ケースを佐川兄ちゃんが持ってきてくれたのは、引き出しの片付け前だったよね。それでもやりたくないのか。換気扇掃除に勝つなんて、衣替えがどんだけ嫌いなんだか。。。



好きな音楽を聞きながら、かなり時間を掛けて、換気扇とガス台をピカピカにした。油の飛び散ったガス台周りの壁も、ピカピカにした。手はガサガサになり、布巾を2枚、捨てることになった。
ちかりたぁ。。。 「お掃除が嫌だから、部屋のキッチンは使わないことに決めてるんです」 って言ったのは、このあいだ引越しをした同僚。 「何だ、そりゃ」 って言ったけれど、気持ちは分からないでもないなぁ。


窓全開で風を通しながらやったので、ギトギトとの戦いも気持ち良くできた。疲れて横になると、お向かいの中学校の校庭で咲いているキンモクセイの香りが、部屋に入ってきた。うーん、なんという贅沢!
贅沢といえば、写真のキンモクセイ。赤坂はエスプラナード通りのキンモクセイは、とても背が高い。この木の下に入り込むと、キンモクセイの傘を差しているみたいで、濃い香りが頭の上から降ってくる。普段は人通りが多い通りなので、土日の出勤、しかもこの季節しかできない贅沢なんだなぁ。


あ、明日は祝日だ!キンモクセイの傘の下でパワーを充電して、仕事に向かいますか。楽しみ、楽しみ!