今年も飲むぞー！

毎年、秋になるとやって来る　『キリン一番搾り とれたてホップ生ビール』。
今年も10月の終わりに発売になったが、体調が優れなかったのでアルコールは我慢していた。が、仕事帰りのスーパーで見付け、どうしても飲みたくなって・・・買っちゃった！

「岩手県遠野産」　という赤い文字が、私には浮かんで見える。うんうん、そうだよね。だからこそ毎年、待っているんだもん。遠野の青い空と、上へ上へ伸びるホップ。鳥や虫の声と、濃い空気。あの風景は、一度見たら忘れられないもんね。

とある夏、車で遠野を走りながら、道に迷ったことがあった。町の方に戻ろうとしたのだが、山の方、山の方と向かって走ってしまったのだ。右も左も田んぼや畑だらけ。ひとりだったのと、遠野という土地柄もあって少し怖くなり、どうしよう・・・と思いながら坂を下ったその瞬間、目の前にホップ畑が広がった。あまりのホップの伸びっぷりに驚き、思わず車を止めて降りた。
周りの畑には人っこひとり居ない。もちろん、道路を走る車も無い。ホップ畑に私ひとり。民話の里で、自分が物語の中に迷い込んでしまったような錯覚に陥った。　「私、このまま家に帰れないのかも」　なんて思ったんだよね。不思議な感覚だったなぁ。。。

これは、迷子の時じゃなくて、ちゃんと散策していたときに撮ったホップ畑の写真。ここの畑の脇には、キリンのホップだよ、ってなことを書いた看板が立っている。これでもまだ伸び途中。まだまだ大きくなるからね。キリンのサイトを見れば、その大きさが分かる。

で、今年の味は・・・うん、美味い！缶のデザインのような、明るくて爽やかな味がする。苦味だって、爽やかなんだ。この商品1本につき1円が、東北の農業の震災復興支援策に活用されるそうだ。同じビールを飲むなら、少しでも誰かの役に立つビールを飲んだほうがいい。来年も再来年も、楽しみに待ってるからね！