立川談笑 月例独演会 其の144回


そんなこんなで始まった昨日の朝。出勤してからお昼ご飯までの時間の長かったこと、長かったこと。いつもの一日分を過ごしたぐらいの疲労感だったもんね。
いやいや、一日はまだまだ続く。夜は談笑さんの今年最後の月例。仕事を30分ほど早く切り上げ、赤坂見附の交差点から歩いて国立演芸場に向かった。自分にとっても今年最後の落語。冷たい風とゆるい上り坂にいじめられながら、何とか到着。
さ、笑いであったまるぞー!



今日の四席。三席の予定だったようだが、まくらが意外に短かったとかで急遽、四席に。


『蔵前駕籠』  『長短』
〜お仲入り〜
『野ざらし』  『蜆売り』


年の瀬の落語会というのは、最後は人情噺と決まっている。今日の蜆売り、談笑さんは何度も何度も手を入れてきたそうで、 「良くしようと思って手を加えたんですよ」 と言ってから、始まった。
義賊の鼠小僧次郎吉が他の人の蜆売りよりももっと格好良く、じんわり度が増した噺になっていた。最後、そうきたかぁ、と。人情噺の談笑さんの 「間」 と、張り詰めた会場の空気が好きだ。
うん、今年最後の締め噺、良かったなぁ。新春も楽しみだなぁ。