年末年始休み2日目・・・最低気温−3℃、最高気温1℃

昨日は無事に実家に到着。お兄ちゃん家族は、犬ごとお義姉さんの実家へお泊まりするため、じぃばぁ (両親) と私の三人だけの静かな夜だった。犬二匹が居ないとホント、静かだ。家に入った途端、かなり吠えられて大変だったもんなぁ。たった3ヶ月で忘れられちゃうなんて、私もまだまだだね。


そして今日。じぃばぁ待望の温泉お泊まり!ご近所の温泉だけれど、お泊まり!おじぃちゃん骨折以来、諦めていた外泊!
宮古からおばちゃんと従妹が車で我が家に到着したのが、お昼頃。朝から降り続いた雪はどんどん酷くなり、うちでお昼ご飯を食べている間だけで、車は真っ白。あー、また雪かきだ。嫌ぁねぇ。
それでもテンションが上がるご一行様を乗せて、花巻の台温泉を目指し、出発!お義姉さんのカーナビ付の車を借りてご機嫌の運転手は、私。おじぃちゃんの軽自動車とは安定感が違うねぇ。外の吹雪も何のその、車内は大盛り上がりの大笑い。



台温泉は、花巻温泉の更に奥にある小さな温泉街。
車1台分の道幅しかない細い道路、その両脇の温泉宿、川、迫る山、雪が降り積もった木々、何もかもがザ・温泉街!お義姉さんが 「台温泉は風情があっていいよ」 と言っていたが、本当にそうだね。


そういえばお義姉さん、 「お湯もイイんだよ」 とも言ってたよね。台温泉だけに、期待大!・・・つまらん。。。


温泉街のお蕎麦屋さん。
食べてみたかったが、営業時間が3〜4時間らしく、残念ながら閉まっていた。
店構えが温泉街に溶け込んでいて、雪も演出に加わり、かなりイイ感じだったんだよねぇ。ホント、残念。


こちらが今日のお宿。雪、積もってるねぇ。
福祉関係の仕事をしていた従妹が、車いすでもOKの宿というコトで探してくれたお宿だ。車いすは持ち込みでなくても貸してくれるというので、とても助かった。
部屋は、ベッドがふたつに畳の部屋がついたタイプ。おじぃちゃんは骨折後、ベタ座りができなくなり、寝るのも布団ではなくベッドでないと無理だ。5人で泊まる宿を探した時、どの宿も広い畳の部屋しかなかったが、このお宿はベッド付の部屋があったんだよね。有難い!古い建物だけど、きちんと手入れがされているよ。


持ち込んだアルコールやおつまみを囲み、おしゃべりが止まらない。ご飯の前にお風呂!なんて思っていたが、気付いたら夕食の時間になっていた。ここは部屋食が殆どらしいが、おじぃちゃんが畳に座れないので、レストラン食にしてもらった。
このお料理の品数!後から出てくるきのこご飯やお吸い物、デザートの果物などもあり、ビックリ。ひとり分のお膳が大きいため向かい合って座ることができず、カシオペア座の並びで座って食べたんだよね。面白い!
お味が良くて、本当に美味しかったぁ。

食後にお腹を休め、やっとお風呂へ。おじぃちゃんはひとりでお風呂に入れないので、今日は金庫番。女性陣は、4種類の柄の浴衣を前に、誰がどれを着るかでキャッキャとはしゃぐ。10才年下の従妹がいちばん、冷静だったりするんだなぁ。たはは。。。



源泉100%掛け流しのお湯、最高に気持ち良いぃぃぃ!おばちゃん曰く、お肌がお湯を弾く感じがしない。そう、何かね、お肌とお湯の境目を感じないだよね。湯船に入っても、すーっと体が入っていくの。スバラシイ!
貸しきり状態のお風呂で、 「やっとおばちゃんの夢が叶ったねぇ」 「いっつも 『みんなで温泉さ行きてぇがねぇ』 って言ってだったぁもんねぇ」 「ホントにねぇ。おらぁもう、死んでもいいがぁえ」 なんて会話を聞きながら、来て良かったなぁ、としみじみ。
雪の露天風呂は、雪の量が多過ぎて頭に積もっちゃって大笑い。風情もへったぐれもねぇがねぇ、って。

お部屋に戻り、それぞれの布団に横になってまた、おしゃべり。身内だと、ネタも尽きないんだよね。年明けには遠くにお嫁に行ってしまう従妹、広い家にひとり暮らしになってしまうおばちゃん、何とか歩けるものの車の運転ができなくなったため遠出ができないおじぃちゃん、介護と諸々でストレスが溜まる一方のおばぁちゃん、東京暮らしの私。このメンバーで温泉旅行なんて、二度と出来ないかもしれないもんね。
みんなそれぞれ、いろいろあるね。


お疲れのじぃばぁ、おばちゃんは、しゃべり疲れて、お休みなさい。従妹と私は、もう一度、お風呂へ。
結婚のことや、他のいとことたちのこと、親のこと、あと何を話したっけなぁ。いっぱい話したから覚えてないや。でも、久し振りにゆっくりと話ができて、楽しかったぁ。


エレベーターを降りたところに設置された、インテリアランプ。従妹に 「これ、台温泉の 『台』 だよね?」 と言われ、そっかぁ、と納得。 「ずっと 『ムワ』 って何だろうって思ってた」 と言うと、従妹がゲラゲラ笑っていた。


めずらしくイビキを掻かずにスースーと寝ているじぃばぁ。今日は体が冷えなくて温かいというおばちゃんは布団から両手が出ている。めんこい従妹は、寝顔もめんこい。
いつもひとりで生活しているけれど、こういう風に家族って繋がっているんだなぁ、とみんなの寝顔を眺め、改めて思う。今はバラバラだけれど、昔は近所でしょっちゅう行き来してたんだもんねぇ。いつもいつも、一緒だったもんねぇ。おばちゃんがお嫁に来た結婚式のこと、うっすらだけれど覚えているもん。従妹が生まれた日のこと、ちゃんと覚えているもん。
温泉のお湯に温めてもらって、いろんな温かいことが思い出された夜。さ、私も寝ようっと。