ひと区切り


今日、下の姪っこが無事、小学校を卒業。おめでとう!


生まれて三日後にお母さんが亡くなったため、家族みんなで手探りながらも大事に育ててきた。
おばあちゃんは 「60歳を過ぎて、赤ん坊を育てることになるとはねぇ」 と言いながら、数十年ぶりの子育て。病院でお風呂の入れ方などを教えてもらい、夜泣きの世話もし、腰が痛くても背中におぶって、本当によく頑張ったよね。


入園式には、私も母親代わりで出席。お兄ちゃんが 「うちのチビがいちばん可愛いよなぁ」 と言い、私は 「うん、うん!」 と答えたよね。女の子のいじめっこがいて、大人しいチビに絡みまくるので 「幼稚園に行きたくない・・・」 って言ってたんだよねぇ。


沿岸の大船渡に住んでいる時に震災に遭い、いろんなものを見、経験をしたんだよね。学校の体育館が支援物資の保管場所になったから体育館での授業や行事ができなくなったよね。新学期がなかなか始まらなくて、避難所の炊き出しのお手伝いに行ってたんだよね。
震災後、連絡が取れなかった三日間、おばバカの私は何もできなくて、泣いてばかりだったよ。


そうそう、ひとりで新幹線に乗って東京に来てくれたときは、全力で遊んだよねー!お姉ちゃんもまだ出来ていない、東京までのひとり旅。できたんだよね。東京駅のホームで待つ私を見付けた時のニッコリ顔、今でも覚えてるよ。


今日の卒業式は、今のママが出席。感謝、感謝。
チビは歌のピアノ伴奏をするということで、かなり緊張していたみたいだったけど、上手に弾けたそうだ。良かった、ヨカッタ。


ここまで、長かったような、あっという間だったような。
チビはどうだったのかな。お兄ちゃんは、おじいちゃんは、おばあちゃんは、どうだったのかな。あっという間だった、って言うかなぁ。
今度、電話したら聞いてみようっと。とにかくチビ、卒業おめでとう!