義の人


火坂雅志さんの 『真田三代』 、時間が掛かったが、やっと読み終えた。区立図書館から返却催促メールをもらい、後半はスピードを上げてモーレツに読んだ。面白かったぁ。
次の大河ドラマは 『真田丸』 。主なキャストも発表され、三谷幸喜さんが真田一族や時代をどのように表現するのか、今からワクワクしている。


最初に就職した会社の、最初に配属された部署に、真田幸村を大好きな先輩がいた。机の上にあったんだよね、六連銭のグッズが。
当時、歴史に全く興味がなかった私は、真田丸を船の名前だと思っていたぐらいに無知で、幸村の凄さを熱く語る先輩の言葉は 「遥か昔の、ありえない話」 ぐらいにしか思えず…。本丸、二の丸、三の丸、真田丸!その時、無知な私に教えてくれたんだよね、先輩。教えたというよりも、 「も゛ー!!」 って感じで。もっと、いろいろ教えてもらえば良かったなぁ。。。


あとがきに、火坂さんがこう書いている。

小勢力でもやり方次第で、大勢力に一目置かれ、十分に伍していくことができる。それを歴史上、体現したのが真田一族にほかならない。
世の中は理不尽なことだらけである。その理不尽に対して、たいていは文句も言えず、黙り込んでしまう場合が多い。
人が生きていくにはたしかにがまんや辛抱は大切である。がまんや辛抱ができない人間は、結局、何事も為すことはできない。
だが、ときには、覚悟を決めて、何かに立ち向かわねばならないときもある。それは、自分の誇りを守るときだと私は思う。


とにかく人気のある人物だけに、次の大河は盛り上がりそう。楽しみ、楽しみ!