思い出の街


今日は仕事で、世田谷区の三宿へ出掛けた。
若かりし頃に住んでいたこの街には、いろんな思い出がある。三宿三軒茶屋駅と池尻大橋駅の中間にあり、どちらの駅を使っても10分ほど歩く必要がある、少し不便な街。
だからこそ、だろうか。私が住んでいた頃は、朝方まで営業しているお店が多く、夜中になると芸能人やらスポーツ選手やら、有名人が出没していたなぁ。
そんな三宿を訪ねるのは10年ぶりか、いや、それ以上か。楽しみ!



三軒茶屋駅で電車を降り、国道246号線沿いを歩いた。違う、違う、違う。お店が、ビルが、知らないものだらけ。あれれ?思い描いていたノスタルジーまみれの私は、どこへ?なんだか都会っぽくなっている。こんなに変わるものなのかねぇ。東京の、街の変化は恐ろしい。


そんな私の今日のランチは、三軒茶屋の洋食屋さん 「キッチンアレックス」 。昔、よく行ったお店だ。店内は改装されてキレイになっていたが、カウンターだけのスタイルは変わらず、マスターも元気にフライパンを振っていた。なんだか嬉しくなった。
周りの人のほとんどがオーダーしていたのは、ハンバーグ。でも私は、いつもと同じ、カツカレー。あの頃と同じじゃないのは、ご飯を半分にしてもらったことだけ、かな。
街の景色は変わっても、ここだけは変わらずに存在している。そんな場所があることが、嬉しくもあり、寂しくもあり。マスター、まだまだ続けてくださいね。