銀座 和風創菜喰いどころ Bar Koma 独楽

仕事のあと、同僚と3人で銀座の「くいどころバー独楽」へ行った。同僚のひとりが、知り合いにおススメされた店ということで張り切っていたので、お腹を空かせ、遅めの20時半予約にしてスタート。私は一度、行ったことがあった店だが、デビュー戦のフリをして参加。


案内されたテーブル脇の壁には、店名にもある独楽(こま)のディスプレイ。この他にもガラスケースに様々な独楽が飾られている。それほど広くないスペースの割には席数が多く、とにかく賑やかだ。
実は前回、ふたりだったのでカウンター席に案内され、背もたれがない座り心地の良くない椅子だったため印象が悪い店だった。店内の賑やかさも、ふたり連れにはうるさく、食べたり飲んだりしたものも全く覚えていない。
今回は3人席ということでテーブル席に案内され、ちょっと安心。


通された席は、丸い大き目のガラステーブル席だった。
ガラスには綺麗なヒビ割れ模様が入っている。テーブルの真ん中に白い花の照明が映っていたので天井の照明かと思っていたら、テーブルの下に照明が置かれていた。下からの明かりに照らされてガラスのヒビ割れ模様が浮かび上がり、とても美しい。
ガラスを通した明かりはあたたかく、肌をキレイに見せてくれる。女性には最高の席よだね、と明かり話で盛り上がった。
和風な独楽の壁に、洋風なテーブル。不思議な空間だ。


フードメニューは豊富で、通常のメニュー+別紙でおススメのメニューもある。酒の種類も多く、特に焼酎や梅酒は品揃えが豊富だ。これは鯛のカマ焼き。塩加減がちょうど良く、美味しかった。
ちょっと顔がグロかったが、身を食べるときには全てひっくり返すので問題ナシ!
この前に刺身の五点盛りも食べたが、新鮮で美味しかった。


お店のカードにも書かれているほどの人気No.1「生ウニとモッツァレラチーズのオムレツ」。
美味しい!しっかりとウニが入っていて、香りがすごく良い。チーズは風味程度で、味としてはあまり感じられない。取り分けるときにビヨーンと伸びることで「チーズが入っているんだ」と思うが、ウニの味を邪魔しておらず、バランスがとても良い。
隣は生湯葉とアボカド。アボカドは厚切りで食べ応えがあるので、湯葉を楽しみたい人は別々に食べたほうが良い。付け合せのワカメや生ノリも美味しい。
ここは付け合せによくワカメが付いてくるが、これが口直しにちょうど良い。一品一品、食べても飽きないようになっている。


たくさん食べて、飲んで、笑って、最後はやっぱりデザート。悩んだ末にオーダーしたのは3品。
写真左下から時計回りに、
丹波産きな粉と和三盆のムース〜黒蜜がけ〜
・焼きたてカタラーナ(ほうじ茶風味)
・かぼちゃの豆乳白玉〜玄米水あめの大学芋風ソース〜
どれも美味しい!特に私が気に入ったのは真ん中のカタラーナ。冷たいクレームブリュレで、とにかくコクが深くて濃厚。3品とも、丁寧に作られている。380円という値段を考えると、全7種類をオーダーし、少しずつ分けて食べても良かったかな。



とにかく何を食べても美味しかった。刺身の盛り合わせはイキが良く、わさびだけでなく生姜やミョウガもついているので好みの食べ方ができる。
締めの稲庭うどんもコシがあり、薬味も豊富だった。
特にデザートは美味しく、全種類食べられなかったのが残念。
お会計は3人で16,450円。味にも値段にも大満足!
店長さんのメニュー説明も丁寧で分かり易く、店員さんもみなさん、一段下がったテーブル席の私たちと目線が合うように、深くしゃがんで会話をしてくれた。デザートを食べたあとのお茶やお水もスムーズに出してくれて、気持ちが良かった。

難点は席数が多くて賑やか過ぎることと、トイレが男女1つずつしかなく、トイレ前のスペースも狭いため待ちの列ができてしまうこと。
どれを食べても、素材がいいんだろうなぁ、という店なので、美味しいものを食べながら飲みたいときにはおススメの店。但し、店内がかなり賑やかなので、ふたりでゆっくり話したいという時には止めたほうが良いだろう。
いつも混んでいるようなので、予約をしていった方が良さそうだ。


銀座 和風創菜喰いどころ Bar Koma 独楽 
中央区銀座1-3-3 G1ビルB1F  TEL:03-3561-5550  17:00〜閉店時間は曜日による