入院〜手術〜退院まで…手術後8日目

この病院の子宮筋腫手術入院では、順調に予定通りだと手術9日目に退院となる。私は自分の都合で11日目に退院することにしたが、本当は明日、退院してもOKだということになる。
こんなにお腹具合が不安定且つ不安なのに、普通だとこの状態で退院なのかぁ、と思ってしまう。外科的な入院というのは、そういうものなのだろう。内科と違って、快復が目に見えるのだから。傷さえ治っていれば、あとは患者の精神的な問題、としか捉えられないのかな。内科で入院したときはもっとケアしてくれたような気がするが。


とはいえ、本来は退院してもいい患者。もう夜の検温&血圧測定も無い。朝だけ。今日で、ドクターの傷口チェックも完了したようだし、ほとんど自由人だ。居候みたいな気分になる。


今日の午前中、担当ではないドクターが針を抜いた後の傷口チェックに来た。昨夜、傷口を覆ったガーゼを留めているテープ部分が痒くて我慢できず、ボソボソと掻いてしまったことを伝えた。確かにテープの貼ってあった場所に跡が残っているとのこと。
ドクターは 「傷口がきれいなので、もうガーゼも取りますね」 と言って外してくれた。テープに負けた所は赤くなっている。

縦長の傷口のうえには昨日、担当ドクターが細い何本ものシールを貼ってくれた。縦の傷に横長のシールを何本も。魚の骨のイラストみたいな状態。鏡に映して見たら、ちょっと笑えた。写真は、その一部で、これが下に10センチほど続く。
この細い何本もの横シール、水に強く、1ヶ月ほど持つという。次の外来のときにドクターが剥がしてくれるらしい。
すごいなぁ。確かに今日、シャワーを浴びたが、全く剥がれなかった。これが、傷口が開かないよう筋肉の代わりとなってサポートしてるそうだ。水にもパワーも強力。どんな素材で出来ているのか気になるなぁ。あとで調べてみよう。

さてさて、そんな寅さんのような患者の私。元気になってきたことで、何やらお見舞いを控えていた方々が次々といらしてくれる。病棟的には、うっとうしい患者なんだろうなぁ、と思いながらも、来てくれる方を帰すわけにはいかない。正直、嬉しいし。今日は、4組も来てくださった。


最初に登場したのは私の上司。肝心の給与明細を最初に受け取り、あとは今日の株主総会の様子を聞いたり、預かってきたというお見舞いを受け取ったり、上司と部下っぽい会話を30分ほど。
現実の世界に半分戻ったような気がして、ドッと疲れる。。。


次に来てくれたのは、大好きなライブ友達のMちゃん。私の話をよく聞いてくれてくれる、ホッとできる存在だ。だから、Mちゃんには何でも話してしまう。私もMちゃんのような聞き上手な人になりたいなぁ、といつも思う。妊婦さんなのに、電車をバスを乗り継いで来てくれた。さすがはMちゃん!私が先日の病院とのゴタゴタで落ち込んでいるのを話してあったので、私がアゲアゲになるモノを持ってきてくれた。

まずはJAPANの清志郎特別号。読みたい!とメールに書いたことを覚えていて、仕入れて来てくれた。退院まで枕元に置いておくことにしよう!寝ながら読むと、変な折り目が付いちゃうし。
そして、イヴ・サンローランのゴールデングロス。これも、私がサンローランを好きなことを知っていたから、というのは後付けの理由で、どうやら来る途中のYSL売り場で、あまりの可愛らしさに足をが止まってしまったようだ。自分の分も色違いで買ったの、と見せてくれた。キラキラがきれいで、24Kが入っているそうだ。
それから、私の好きな「じゃがポックル」と私が貸していたGRAPEVINEのFC会報を返却。

Mちゃんと病院内のカフェでお茶をし、戻った少し後に来てくれたのは、以前の会社の先輩、大好きなMさん。
Mさんとは以前、仕事の都合で一緒に住んでいたこともあり、私のことを本当に可愛がってくれる。体育会系で、面倒見が良くて友達が多く、後輩も可愛がってくれる。Mさんと一緒に居ると、こんな自分をこんなに大事に思ってくれる人がいるんだ、といつも感じて幸せな気分になる。こういう人は、なかなか居ない。

アトリエ・ド・リーブのプリンアラモードとカフェオレ(コーヒーゼリー)と桃のヴェリーヌ(ゼリー&ムース)。
Mさんは、私が食べること大好き人間なのをよく知っている。今日も病院に来るバスのなかから 「美味しいケーキを持っていくから待っててね」 とメールをくれた。
「私が2個食べていいの?」 と聞いたら 「当たり前でしょ〜!プリンアラモード食べたいんでしょ」 と図星。Mさんは大人のカフェオレを食べながら、私の入院話をずっと笑いながら聞いてくれた。しょっちゅう連絡しているワケではないが、何かがあるとすぐに駆けつけてくれるMさんに心から感謝!

Mさんが帰って夕食。半分も食べない。ケーキを先にふたつも食べてしまったから、というだけでなく、病院食がどうも食べられない。この間、同僚にもらった海苔の瓶詰めを出して、ご飯を何とか半分まで食べたところで終了。
あとは寝るだけだ、と思っていたところに 「会社が終わってから向かいます!」 のメール。同僚のランチ仲間、Eちゃんとおねえちゃんからだった。今からって、どう頑張っても19時半着でしょ。大丈夫か???
そしてふたり揃って到着。面会時間は20時までだから、あと30分しかない。同僚たちのお見舞いを受け取ったあと、紙袋を渡される。「これ、一緒に食べようよ!」 と開いた紙袋の中身は・・・プリン。プ・プ・プリン、アゲイン! 

ココロノアカリのたまごのプリン。本物のたまごケースのようなパッケージで、たまごの殻の中にプリンが入っている。うわっ、本物の殻だ!詳細は下のリンクを!
会社のある赤坂見附駅の特設ワゴンで売られていたそうだ。18時半が定時終業なのに、それから病院に向かってくれるなんて申し訳なかったなぁ。しかもかなり元気気味な寅さん状態で、すまん!
3人で2個ずつプリンを食べ、会社の様子や株主総会の話を聞き、面会終了のチャイムに追い出されるように彼女たちは帰っていった。

今日は、いままで我慢していた甘いモノ系を食べてしまった。昼に同室のおばあちゃんにもプリンを頂いたので、1日で大小5個のプリンを食べたことになる。いかん!今までの努力を無駄にするな!入院生活のことを書いているのに、カテゴリー 「口に放り込む」 を追加しないといけないような、そんな食べ方をしちゃダメだ!
ご飯があまり食べられていないから、その反動かなぁ。頂いたものは食べないと失礼だしなぁ。
しかし、これだけ甘いモンが大好きだと知られているとなると、土日にも同じようなことが起こりそうな気が・・・。
とにかく、幸せな一日だった。来てくださったみなさんに感謝します!


アトリエ・ド・リーブ  インターネットで買えるケーキもあります
COCORO NO AKARI  たまごのプリンもインターネットで買えます


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