三代目 「茂蔵」 豆腐

退院したばかりで食のリズムが掴めず、あまり食欲が無い。こういう時は、大好きで栄養もある豆だ!ということで昨日、豆腐の直売所へ行った。うちに豆はたくさんあるが、煮るパワーがないのでつい、手を抜いてしまった。


三代目 茂蔵の直売所。たくさんの種類の豆腐はもちろん、湯葉や大豆、惣菜や豆の加工食品を扱っている。特に、ここの枝豆とうふが大好きだ。枝豆そのものの方も大好きだが、やはり茹でるパワーがまだ無いので、豆腐で口に放り込もうと購入。
他には・・・

今日の仕入れ商品。写真左下から時計回りに
・焼いて食べる夏の絹なま
・もっちり玉モンスーンボール
・極上枝豆とうふ
・茂蔵田楽味噌
・茂たま(豆腐)
・枝まめ(豆腐)
茂たまと枝まめは2個ずつ買ってしまった。どんだけ豆腐を食べるんだ!?

【焼いて食べる夏の絹なま】
実はパッケージには 「オーブントースター等で焼いて、長葱・玉葱のスライス・かつお節等をかけてお召し上がりください」 と書いてあるのだが、私はいつも、ガス台の上に網を置いて焼き、田楽味噌を付けて食べている。
今日の田楽味噌は茂蔵オリジナルの田楽味噌にしてみた。ただ甘いだけではなく、胡麻が多めに入っている田楽味噌。生揚げはスーパーで売っているように皮が厚くなく薄めで色が濃く、火の通りが良い。茂蔵と茂蔵のマリアージュは本当に美味!
病み上がりのため、一緒にビールが飲めないのが残念でならない。


【もっちり玉】モンスーンボール
レンジで2分温めて食べる。
ドーナツのようなもちもちの皮の中には、おからの団子が入っている。団子はおから、豆腐、たけのこ、玉ねぎ、鶏肉が入っていて、これだけでおつまみやおやつ、食事にもなる。味は濃い目のしっかり味で、皮は香辛料が効いていてスパイシー。たこ焼きともドーナツとも違っており、やはり"お惣菜"なのだ。
もう、虜になる美味さ!毎日、ランチはこれだけでも良いぐらい!バンザイ、茂蔵!!


【極上枝豆とうふ】
枝豆ということで、ほのかに青味がかったとうふが厚手の紙にくるまれている。底は水切りが出来るように台が入って上げ底に。1丁がかなり大き目のとうふで、上には枝豆が粒のまま乗っている。
醤油などをかけず、そのまま食べるのがいちばん美味しい。青い香りがたまらない!真ん中辺りのきめ細かさは、クレームブリュレみたいだ。あー、幸せ。


【茂たま】
たまごのような形の豆腐。楕円のケースに入った豆腐ふたつが合わさって、卵形になるようになっている。
蓋になっているビニールを剥がすと、ツルンとケースから出すことが出来る。その表面は本当の卵のようにツルツルだ。
絹ごしの豆腐は一切のざらつきがなく、味の濃いクリーミーな豆腐だ。いやぁ、美味しい。デザートのようだ。この豆腐も、何もかけずにそのまま食べるのが美味しい。豆腐そのものの味を楽しみたい。


【枝まめ】
茂たまとおなじケースに入った豆腐で枝豆味バージョン。茂たまと並べると、青豆の緑がよく分かる。茂たま同様、クリーミーでデザートのようだが、枝まめの方が茂たまよりも甘みが強い。濃厚感もこちらの方が強い感じがする。


蒸し暑い毎日で食欲が落ちるこの時期、さっぱりした豆腐は、口にも胃袋にも優しく重宝される。濃厚クリーミーな豆腐は、それだけで立派な一品のおかずになる。
夏こそ、豆腐だ!


この流れで、近くの豆屋を覗いてみる。小さい商店で、豆を枡売りしてくれる店だ。

今日、仕入れたのは 「とら豆」 。たぶん、見た目から付けられた名前だろう。
以前、食べてすごく美味しかった黒と緑 「くらかけ豆」 の茶色バージョンと言った感じ。虎というよりも、スパイダーマンの顔やムンクの叫びみたいに見える。紙袋から密閉瓶に移し入れたところ、スパイダーマンムンクだらけに見えてしまい、ひとりで笑ってしまった。
店のおばちゃんに 「塩茹ででも良いですか?」 と聞いたところ 「甘く煮たほうが美味しいよ」 とのこと。
さぁ、いまから水に漬けて明日、コトコト煮ようかな。


株式会社 篠崎屋  直売所だけでなくカフェやデリもあるようです