退院後の生活…7日目

今日で退院して一週間。なにもせず、家でのんびりしていたわりには早かったような気がするなぁ。
昨夜、あまりの蒸し暑さに術後初めて、腹帯を外して寝てみた。退院前、病棟巡回の婦人科ドクターに 「暑くて腹帯嫌だなぁ」 と言ったところ 「たぶん、腹帯をしていた方が固定されて楽だと思うよ」 と言われたことを思い出したのは、朝になってからだった。
寝ている間、寝返りを打つ度に傷口付近に痛みというよりも違和感を覚え、目が覚めた。ぼんやりした頭の中で 「お腹が変だ」 と思った。やっぱりドクターの言うことは守ったほうが良いようだ。当たり前か。


現在の傷口の一部。同じ箇所を撮った6/26の傷口と比べると、シールのヨレや傷口のうねりも解消され、かなりきれいになっていることが分かる。写真いちばん下の部分は補強テープが剥がれてしまったので現状がよく分かる。
18日前にザックリ・パックリと開腹したのに、これほどピッタリくっ付くとは驚き!テープから出ている部分は、かさぶたになっていて、お風呂に入るときれいに取れる。これを繰り返して、もっときれいに塞がっていくのだろう。
相変わらず傷口の奥は鉄板のように固いが、傷口がきれいになっていくのを見ていると、この鉄板が何れ柔らかくなる、というのも信じられる。

昨日はバカみたいに歩きすぎて失敗したので、雨の今日は家でおとなしくしていようと決めていた。股関節は痛いし、腕は筋肉痛だ。弱っているにもほどがある。
今日11時、生命保険の担当者がうちに来た。入院給付金の請求手続きをするためだ。いまは保険会社も厳しくなり、申請者に担当者が対面で書類記載・捺印をしてもらわないと申請を受理できないそうだ。
で、保険会社の担当が来たのだが、入院前に私が聞いていた説明と食い違っているところがあり結局、また病院に行ってドクターに書類の記載をお願いしなければならなくなった。
何てこった!そんな説明は受けていない!と話したものの、入院給付金をもらうにはどうしてもその書類が必要とのこと。うだうだ言っても仕方が無いので、雨の中、病院に行った。


産婦人科の受付に行って書類をお願いした。2週間ぐらいしたら自分で病院に電話をし、書類が出来ているか確認するように、とのこと。書類が出来上がったら電話をくれる、ということはないそうだ。
ま、こんな書類の記入は病院にとってオマケの仕事だもんなぁ。仕方ないか。受取りの時には5,000円が必要とのこと。


病院まで出掛けたついでに、運転免許証の更新をしに行ってきた。前々回は違反者講習があり、さらに更新期限内に手続きするのを忘れてしまったため大変だった。今回はやっと優良=ゴールドに復活したので、指定の警察署でも可能とのことで、病院からタクシーで田園調布警察署へ向かった。
免許証は3年前から、IC機能を付けて本籍記載はしないことになっているそうだ。個人情報保護法、恐るべし!機微情報だもんなぁ、本籍。仕事上、免許証のコピーをお客様から頂くことがあるが、個人情報保護法施行後は必ず 「本籍は塗りつぶしてください」 とお願いしている。世の中の免許証が全て新しいIC付きのものになれば、このお願いもしなくて済むようになるのか。


ゴールドの講習はビデオを観て、簡単な法改正の説明を受けて終了。思ったより早く終わったので、田園調布警察署からすぐのところにある老舗和菓子屋 「四代目 松川」 へ。

午後なので豆大福は売り切れていることは分かっていたが、快気祝として最中を買いたかった。
このお店、初めて来た時には驚いた。入り口に 「コントロールの利かない御子様方の御入店は御遠慮下さいませ」 との看板が掛かっていたからだ。頭に怖い頑固職人オヤジの画が浮かび、入るのにためらったことを覚えている。入ってみるとそんなことはなく、親切なお店の方が丁寧に対応してくださるお店でホッとした。
今日は豆大福タイムも終わっており、他のお客さんが居なかったので、お店の方とゆっくりお話しながら買うことができた。混んでいたらどうしよう、と思って入ったので、ひと安心。


これが、大好きな最中 「喜助最中」 。
10個入りで1,974円。ちょっとお高めかな。
快気祝の熨斗をお願いしたところ、松の画か水引かを選べるとのこと。松川なので松の画でお願いした。すると、お店の方がその場で快気祝と筆で書いて下さった。いやぁ、有難い。印刷文字ではなく、その場で書いて下さるとは、さすがは老舗。
そして何故、その内熨斗の快気祝が開封されているかというと…。
今日、持って行こうとしていたお宅が都合が悪くなり、訪問が後日になってしまったため。この最中、夏場の賞味期限は3日間しかないのだ。諦めて、自分で頂くことにした。ちょっとラッキー!


松川の和菓子の美味しさの全てはこれ、この小豆にある。丹波産の特Lサイズの大納言に良質砂糖と天然寒天のみを加えて炊き上げた餡だそうだ。日持ちよりも天然にこだわった日持ちのしない最中で、大量生産をしていない。これは喜助最中に限ったことではなく他の和菓子も同様で、陳列の所々に 「本日は終了しました」 の札が見える。
この餡の上品なこと!口が甘さを感じる最低限の甘さで、大きな大納言はその姿とは逆に奥ゆかしく、主張しすぎず、本当に静かで上品な餡だ。皮は香ばしく、箱を開けた瞬間に香ばしい香りが広がる。無駄なものを一切加えていないという贅沢が伝わる美味しさだ。

喜助の説明書の裏面には追伸欄があり、最中は温度変化に大変弱いことが書いてある。その最後にはこうある。
『万が一、その様なときには一滴の塩を加え熱湯を注ぎますと即席のおしることして召し上がれます』 と。
万一の事態には陥っていないが、即席のおしるこもいいなぁ。やってみようかな。


丹波小豆和菓子処 四代目 松川:東京都大田区田園調布1-4-1  TEL:03-3722-6825  9:30〜17:00  水曜日定休


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