浅草寺 四万六千日 「ほおずき市」

誕生日おめでとう!私。(←何か痛い!)
ということで、昨日からやたらと気持ちが盛り上がる。誕生日は特別な日。誰にとっても、いくつになっても、誕生日はその人にとって幸せな一日であって欲しいと思う。


昨日、くるりの武道館ライブに行ったときに、友達Mちゃんから頂いたモノたち。誕生日に頂くプレゼントはもちろん嬉しいが、私の好みを考えてそれらを選んでくれた、という気持ちが何より嬉しい。

水玉の大きながま口形ポーチは容量たっぷりで重宝しそう。Mちゃんも私も水玉が大好き。可愛い色合いだ。写真の真ん中にあるのは、京都の緑寿庵清水の金平糖。夏らしくソーダ味。このお店は、くるりの音博に行ったときにMちゃんが連れて行ってくれたお店。どこか懐かしくて、ひと粒食べただけで幸せになれる金平糖で、大好き!
花柄のレターセットは私の好みに合わせて選んでくれたもの。そして右下の封筒は、なんと1枚の紙で折られた封筒。色合いも素敵!書き物好きな私のためのチョイスが嬉しい。
TRICERATOPSのFC会報も借してくれて、本当に幸せ!

昨夜のライブで興奮したのか、退院後に人混みに出て興奮したのか、朝の5時半を周っても全く眠れず困った。
そんな朝5時前に最初の誕生日おめでとうメールが届いた。その人は私と同じく、眠れずにずっと起きていたので、こんな時間に送ったそうだ。重い病気にかかっているので、眠れない毎日は本当に辛いだろうな。早く元気になって欲しい。
その他にもたくさん、おめでとうメールやらケーキやら、色々頂いた。本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱい。


6時ぐらいに強引にベッドに入り、起きたら10時。今日は浅草のほおずき市に行くことになっている。天気は曇りだが突風がすごい!にわか雨の予報も気になるが、せっかく7/10に休みなのだから行かねば!

東京に出てきて最初の誕生日に、浅草寺の縁日とほおずき市が毎年、私の誕生日と同じ日だと知った。
7/10にお参りすると、四万六千日お参りしたのと同じご利益があるとのこと。「米一升分の米粒の数が四万六千粒にあたり、一升と一生をかけた」 と言われているそうだ。
それから毎年、この日に用事がなければ浅草寺にお参りに行くようにしている。ほおずきは宅配便で送ることができるので、田舎や友達のところに送ることも出来る。残念ながら本堂はいま工事中でネットに覆われているので写真は仁王門。工事中でもお参りすることは出来たので良かった。


お参りを終え、さぁ、ほおずきだ!今年もたくさんのお店が並んでいるなぁ。どのお店も、元気な声で客を呼び込んでいる。
一鉢2,500円の表示がされているが、2日目ということで売り切りたいのだろうか、店によっては値引きをしてくれる。どの店でも一鉢毎に江戸風鈴がオマケとして付いてくる。
どのお店がいいか迷ってしまう。すこしでも元気そうな鉢を、と思ってお店をまわるが決められない。
上手に呼び込むお兄さん3人組が居るお店に捕まった。デジカメでほおずきの写真を撮って通り過ぎようと思ったら 「お姉さん、写真だけ撮って行っちゃうなんて、寂しいじゃないッスか」 と。


私が買ったのはコレ!たくさん売られているオレンジ色の実が付いているのは 「丹波ほおずき」。こちらは背が低く、実が小さくて緑色の 「千成(センナリ)ほおずき」。「地植えするとたくさん増えますよ」 というお店のお兄さんの言葉に負けてしまった。会社のマイプランターに植え替えようっと!それまでは鉢で元気に育てないといけないなぁ。日陰に置いて、朝夕に水をあげるそうだ。
今日は相棒SX-70を連れて行ったので、バシバシ撮りまくった。枝ほうずきを買ったお店のおじさんが 「カッコいいポラだねぇ」 と褒めてくれたので嬉しくて、おじさんの写真を撮ってあげた。喜んでくれて、ほおずきを1個くれた。わーい!


今日は昨日同様、すごく暑くてムシムシした日。午後からは雨が降るかも知れないとの予報だったのに、お日様まで出て来た。
腹帯をしているので、暑さ倍増!喉はカラカラ、お腹はグーグー、足はヘロヘロ、ということで 「どこか涼しいお店を!」 という状態。
体が元気なら歩いて行きたい店もたくさんあるが、何せ体がもう動かない。梅園に行ったところ、すごい行列で無理だった。
もう歩くパワーがないので、隣の大黒屋天麩羅の別館へ入った。本店へ行く元気はなかったし、店内の造りから別館の方が涼しいだろうと思ったので。何年ぶりかなぁ、大黒屋。


その昔、初めて大黒屋で海老天丼を食べたときには驚いた!海老がどんぶりからはみ出していて、天麩羅が黒っぽくて、自分が田舎で食べていた天丼とは全く違っていた。田舎の兄が東京出張で来た時に連れて行ったところ私と同様、かなり驚いていたなぁ。ネットが普及していない時代、最初は誰に教わって来たんだったかなぁ、覚えていない。
今日は海老2本とかきあげの入った天丼1,700円をオーダー。とにかく喉がカラカラだったので、サイダーもオーダー。出てきた瓶の三ツ矢サイダーは懐かしいデザイン。小さい頃、ケースで買っていたサイダーは、このデザインの瓶じゃなかったかな。天丼もサイダーも、ちょっとニヤニヤ気味の顔で懐かしく頂いた。


やっとお腹も気持ちも落ち着いた時にはもう、16時をまわっていた。平日だから電車の帰宅ラッシュにぶつからない時間に帰らないと、術後のこの体では大変なことになる。
でも、浅草に来たらどうしても寄らなければいけないお店にまだ行っていない。大黒屋を出て、人の多い仲見世通りへ戻る。
目指すは、仲見世通り入り口すぐの左にある 「豆舗 梅林堂」 。豆舗という名のとおり、ケースには色んな豆がびっしり詰まっている。豆好きの私にはパラダイスだ!
またもやニヤニヤして、どれを買おうか迷う。迷って迷って迷って結局、いつも買うものは同じ。


写真上段、丸いガラスのいちばん左に入っている 「かれーびんず」。カレー味の蚕豆(そら豆)で、とにかく美味い!食べ出したら止まらなくなる。カレーのスパイシーさと、蚕豆の甘さがピッタリ合っている。
おやつとしても、つまみとしてもイイ。とにかく美味いのだ。お土産にあげることが多いが、誰にあげても喜ばれるし、必ずと言っていいほど 「お店の場所教えて」 と聞かれる。
もうひとつは写真中段、右端の黒豆。これは今回初めて買った。素炒りした黒豆で、この間の茶房・野の花で美味しかったお茶を、自分で淹れたかった。同じように出来るかな。そのまま食べても美味しそうだし、楽しみ!


疲れたけど、無事に今年もお参りが出来て、美味しいものを食べて、美味しいものを仕入れて、楽しい一日だった。
そして夜、友達からケーキが届いた。近くに来たので、退院後の様子を見に寄ってくれたそうだ。びっくり!TAKANOのデザート3つを持って来てくれた。誕生日とは全く関係なかったみたいだけど。
桃のゼリーと、桃のムースと、メロン。誕生日特別待遇ということで、桃のゼリーとメロンのふたつを私が頂いた。桃は好きな果物のひとつ。上に載った桃、美味しかったぁ!メロンの方は、カットメロンの下にクラッシュゼリーが少し入っていて、いちばん下にはマンゴーも入っていた。結構、高かっただろうなぁ。感謝、感謝!

人を、いや私を元気にするのは、美味しい食べ物なんだなぁ、と改めて思った一日。
次回、引越しをするなら、浅草あたりもいいかなぁ。



浅草寺   四万六千日のページです
大黒屋天麩羅   昼はいつも行列が出来ています
豆舗 梅林堂   オフィシャルが無いので仲見世通りの詳細ページです