手づくりの鍋つかみ


先日、我が家に新入りした土鍋と南部鉄瓶。実際に使ってみて、気付いたことがひとつ。


 「鍋つかみが必要だ!」 


そう、どちらも持ち手が熱いのだ。いつも、布巾を畳んで使っているが、どうも厚さがしっくりこない。ミトン型の鍋つかみだと、お一人様土鍋の蓋は高さがないため滑ってしまい、落としそうになる。
もう少し薄手で、でも熱を通しすぎないぐらいのサイズがいいなぁ、と思って雑貨屋さんを探してみたが、ちょうど良い感じのものが見つからない。


会社の同僚で、手づくりモノが得意なCちゃん。アクセサリーから布系の小物など、よく自分で作っている。以前もらったお手製のコースターは、とても可愛らしくて私のお気に入り。毎日デスクで活躍している。Cちゃんは作るのも大好きだが、ビンテージの布を集めるのも大好きだ。私と同じで、スカル柄も大好きだ。
こりゃぁもう、Cちゃんにお願いするしかないな。


Cちゃんに鍋つかみを作って欲しい、とお願いしたところ 「いいよー。サイズと希望の厚みだけ教えて」 とのこと。

希望を伝え、待つこと数日。
その朝、会社のデスクに可愛らしい袋に入った鍋つかみが置いてあった。わー、ラムチョップだー!
表には腕を広げた可愛らしいラムチョップ、裏地はスカルとペーズリー柄。サイズはお願いした通りで、追加オーダーしたフックに掛けるための輪っかも付いている。
「ちょっと作りが荒くて不満足だから、サイズや厚さがちょうど良かったら教えてね。また別の布できちんと作るから」 とCちゃん。いやいや、充分だよ。
ラムチョップは海外のビンテージシーツを切って使ったそうだ。用途は鍋つかみなのに・・・もったいない。

実際に使ってみると厚さがちょうど良く、とても使いやすい。ラムチョップに染みを作りたくなくて、汚さないように気を付けて使っている。そんなんでいいのか?
ラムチョップが可愛く、キッチンのフックに掛けておくだけでキッチンが明るくなるのは、予想外の嬉しい効果。
Cちゃんに感謝、感謝!