お年賀

4日の仕事始めから毎日、いろいろな方と年始のご挨拶をした。
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」 と何度言っただろう。いまの勤務先は24時間365日体制のため、ローテーションの関係で今年初めて会う方も毎日いて、どの人に挨拶をしたのか、この人は今年初めて会ったのか、分からなくなってしまう。
とりあえず 「今年、初めてでしたっけ?」 と聞き、お互いが 「そうですよね?」 と確認してから 「明けまして・・・」 と挨拶が始まる感じ。それでもローテーションの関係で、まだ会っていない社員もいる。
午前中と昼過ぎには、グループ会社の社長が次々と来社。私が常勤しているのはうちのグループの取引先にあたるので、年始の挨拶にみえたようで、私がいる部署にも顔を出してくださった。ふーっ、かなり緊張したー!



仕事始めの日に出社すると、机の上に箱がひとつ置いてあった。
赤いリボンは細い糸を何本か集めて結ばれている。黄色い箱に白い紙、赤いリボンと色合いが可愛らしい。
どうやら鉄子ちゃんからのお年賀らしく、箱の底にお手紙が挟んであった。ありがと。
中身は・・・これまた可愛らしいお菓子だった。


こちらは今日いただいたお年賀のうちのひとつ。
とても立派な箱で、サイズは小さいがとても重い。同僚の空手王子に持ってもらったら 「3キロぐらいはあるんじゃないですか?」 とのこと。
そして箱の蓋にはよく見掛ける 「虎」 のしるし。
虎といっても干支ではない。虎屋の 「虎」 だ。


開けてびっくり!虎屋のミニサイズの羊羹が36本、きちんと並んで入っていた。
その姿、実に壮観!
キーボードの前で撮ったのが悔やまれる。ぴったりサイズにぴったり収められた羊羹は、ほんとうに凄かった!思わず鉄子ちゃんと一緒に 「うわぁ!」 と声が出てしまった。
大好きな 『夜の梅』 と、気になっていた 『はちみつ』 を頂いた。鼻風邪を引いているため味があまり分からず、残念。


いま、取引先の会社に通っているため、自分の会社には月に一度しか行かない。仕事始めで自分の会社へ挨拶に行き、向かいにあるタバコ屋さんに寄ったところ、いつものおばあちゃんが 「あらー、久しぶり!奥に入りなさい」 と言い、私を店の奥に案内した。
するとおばあちゃん、カウンターの下からシワシワの紙袋を取り出した。表には 「●●のお姉さん」 の文字。●●部分には私の会社の名前が入っている。 「次に来た時にあげようと、可愛いオマケをとっておいてるのよ」 とのこと。中にはノベルティのライターや携帯灰皿がたくさん入っていた。有難くて嬉しくて、タバコ屋さんのおばあちゃんとお嫁さんに何度もお礼を言った。全部頂いては申し訳ないので、いくつか選んで頂いて来た。

新しい年の始まり。今年も宜しくお願いします、の気持ち。それぞれの気持ちが込められたお年賀という風習。こういう慣習は無くならないで欲しい。