早春の和菓子・・・その翌日

和菓子の紅谷さん、昨日はごめんなさい。
昨日の日記にあげた写真を見て改めて申し訳なく思い、今日も紅谷さんに同じ上生菓子を買いに行った。



これこれ!これが本当の紅谷さんの和菓子。
左が 『下萌(したもえ)』 、右が 『ろう梅』 。
下萌の、雪の艶感や緑のパヤパヤしている細工の細かさ。蝋梅(ろうばい)の黄色い花の同じくパヤパヤした部分。どちらも昨日は潰れてキレイに写っていなかった。これが本物!植物の萌える感じが、この丁寧な細工で表現されている。
じーっと見ていても飽きない。
どちらも中には私が大好きなこし餡。崩すのが勿体なかったけど、美味しくいただいた。


左が 『こぼれ梅』 、右が 『鬼は外』 。
左のこぼれ梅は昨日、いちばん衝撃が酷かったので別の和菓子のようだ。薄い薄いピンク色がとても優しい。こちらの中は、つぶ餡。外側の優しい色の中から濃い色のつぶ餡が出てきたのには驚いた!
そして、昨日買わなかった鬼は外。キラリと光る涙に誘われてつい、買ってしまった。顔部分は、餡を練りこんだスポンジの浮島。味はもちろん良いのだが、それ以上に何とも言えないこの表情!これこそ、食べるのをためらってしまう。見ているだけでニヤニヤの私。


なぜか今日も買ってしまった 『雪だるまん』 。
昨日の、頭を打たれててっぺんが凹んだ雪だるまんを思い出し、こちらもつい、買ってしまった。昨日の和菓子箱ごと真っ逆さま事件を同僚に話していたので、同じ島の女子分の数を買った。
事務所で箱を開けた途端、目に入ったこの可愛らしい整列姿に、思わずパチリ。
ぶっとい眉毛に真ん丸の目が、可愛くもあり、少し悲しそうでもあり、何とも愛おしい。受け取った女子たちも、その可愛らしさにニコニコ顔。味もとっても優しいんだよー!

これでまた、堂々と紅谷さんにお邪魔できる気がする。ちょっとホッとした。明後日、親戚の家に行く時に持って行って、またみんなで小さな春を楽しむことにしよう。


御菓子司 紅谷   餡が美味しい和菓子屋さん。これからは3月の雛祭り菓子や道明寺、夏の 「夕涼み」 も楽しみです。皮が黒めのどら焼きも美味です。