6月16日は 「和菓子の日」

・・・だそうだ。
この間、和菓子を買ったときに 「全国和菓子協会」 の厄除招福の札が入っており、そこに書いてあったことで初めて知った。どうして今日が 「和菓子の日」 なのか、については長くなるのでコチラで。


行きたい和菓子屋さんはたくさんあるが、何せ今日はお仕事の日。いつもの紅谷さんに行った。大好きな和菓子屋さんだからOK!しかも午前中のうちに買いに行く、という張り切りっぷり。
今日は何にしようかなぁ、とガラスケースを覗く。やっぱり外せない麩まんじゅう。和菓子の日ということで、同じ部署の女子分の数を買った。さ、自分の分はどうしようかなぁ。でも、それはポーズ。前回来た時に気になっていた上生菓子しか見ていない私。2種類の上生菓子を選んだ。


ひとつはこちら、 『太公望』 。
このあいだ見た時、びくの網目の細かさに思わず 「これ、外側も食べられるんですよね?」 とお店の方に聞いてしまった。網目の規則的な模様と立体感に脱帽!しかも、びくの口からはみ出しているお魚2匹は、頭とヒレが水面から出ているように出来ている。釣った魚をびくに入れ、川に浸けてあるところかな。渓流釣りに行ったときの、水の涼しい感じや爽やかな清い風を思い出させてくれる。
こちらの中は、真ん中にこし餡、その周りに黄身餡が入っている。紅谷さんのこし餡って、何でこんなに美味しいんだろう!幸せ。


もうひとつはこちら、 『蛍』 。
真ん中にキラキラに輝く川が流れ、その両脇に緑、その緑に蛍というデザイン。画像検索で 「和菓子 蛍」 とググッてみたが、これほど丁寧な細工の生菓子はなかった。素晴らしいのは、真ん中に川が流れているところ。緑に蛍、という生菓子はよく見掛けるが、川まで含めた風景全体をデザインした生菓子はそうそう見られない。蛍って、こういう水辺にいるもんねぇ。台座は真ん中がこし餡、その周りに白餡、それを求肥 (かな?) で包んだもの。お、お、美味しすぎる・・・。
目で見て楽しみ、食べて美味しい生菓子。やっぱり、会社のデスクで食べるにはもったいないなぁ。

和菓子の日記念!ということで、自分を甘やかす。食べすぎじゃないの?私。ま、和菓子の日ですからね。

どうしても食べたい、6月の和菓子 『水無月』 。京都じゃなくても食べられるよ!
お店の方に聞いたところ、下の白い部分は葛と白餡を混ぜたものだそうだ。ういろうだね。餡が美味しい紅谷さんだから、もちろん上に載っている小豆も美味しい!軽い歯ごたえが心地良い。何が美味しいポイントかというとズバリ、甘さ!よく 「甘くなくて美味しい」 という表現があるが、甘さは控えても、きちんと仕事をした甘さは欲しいもの。この水無月は、スーッと風が通り抜けるように、静かに控え目に甘さが香ってくる。そう、香る甘さ。うまく表現できないが、湯気のようにホワーッと甘さが香ってスーッと居なくなる感じ。うーん、難しい!これね、食べたら 「あー、こういうことかぁ」 と思ってもらえるんだけどなぁ。。。

もうね、紅谷さんの店内に住みたい!惚れました、その丁寧なお仕事に。前から惚れてましたけど、今日また愛を再確認。そういえば昔、伊勢丹に通い続けたあげく、 「あー、伊勢丹に住みたい!」 と言っていたことがあったっけ。いろんなモノに惚れっぽいのねぇ。


あらら!もうすぐ来そうなカウンター 「123456」 、自分で踏みたいな。



御菓子司 紅谷   早春の上生菓子、3月の雛祭り菓子や道明寺、夏の 「夕涼み」 等、しばしばココに登場。皮が黒めのどら焼きも美味!



・・・今日の重量【前日比+0.2kg、基準日比−2.4kg】 ← あたり前田のクラッカー。古っ!