京都シルバーウィーク旅行 2日目 くるり 「京都音楽博覧会」

朝、目が覚めてすぐカーテンを開け、お天気を確認。快晴!しかも暑い!!うーん、雨よりはいいか。
いよいよ京都音楽博覧会、当日。もっと早く起きる予定だったが、なかなか予定通りには行かないものだ。鉄子ちゃんと一緒にホテル近くの美味しいパン屋さんに朝食を仕入れに行ったら、何とお休み!うわぁー、ショック!ふたりとも、去年食べて美味しかったパンを買おうと張り切って行ったのに。。。


そのまま少し近所をぶらつく。イノダコーヒの本店には、観光客の長い列が出来ている。連休はいつもすごいねぇ。平日旅行の時は、こんな列なんかなかったよ。

モーニングはないけど三条支店に行ってみよっか?と覗いてみると、ひとつだけテーブルが空いていた。別のお店に移動するのも面倒なので、お店に入ることにした。本店のようなモーニングセットじゃないけど、ハムトーストとチーズトーストそれにコーヒー (もちろん 「アラビアの真珠」 砂糖・ミルクあり) をオーダー。鉄子ちゃんは透け透けメッシュの袋に財布をひとつ入れただけ、私に至っては上のTシャツはパジャマだよ。なんて酷い格好のふたりなんだー。近所の人っぽい私たち、笑える!
タバコも持っていなかったので憧れの丸いカウンター席には行けず、禁煙テーブルへ。あー、夢のカウンター席・・・。

ホテルに戻って出動準備。暑そうだからお着替えTシャツ持って、メモ帳持って、雨合羽も入れて、敷物持って、など等とにかく昨日とは全く荷物量が違う。鉄子ちゃんはリュックサックを持って来ていて、どんどん大荷物を詰めていく。さすが!
ホテルの隣にあるコンビニで飲み物と若干の食料を購入。鉄子ちゃんが持ってきてくれたクーラーバッグに氷と一緒にドリンクを詰める。バツゲームみたいな重さだが、全部鉄子ちゃんが持ってくれた。申し訳ない。。。申し訳ないので、タク代は出すから会場の梅小路公園までタクシーで行こう!と提案した。このタクシーの運転手さんがすごく面白い人だった!梅小路公園は元々、JR貨物梅小路駅だった場所。今でも、日本中の蒸気機関車のメンテナンスはここで行われているそうで、イベントなどで走る蒸気機関車も、ここから貸し出しされるそうだ。ここには、蒸気機関車専門の職人さんたちが集まっているそうだ。鉄道鉄子ちゃんは、このお話に興味津々!楽しくて、車内はずっと私たちと運転手さんのギャハハ笑いでいっぱいだった。


あっという間に梅小路公園に到着。いつも、駅から重い荷物を担いで汗だくで歩いて到着する公園だが、今日は楽々タクシー乗り入れ。 「うーん、すこぶる順調じゃない?」 「うん、順調すぎて怖いわー」 と言いながらフードコートを眺めながらチケットとリストバンドを交換。さぁ、はじまるぞー!と気分が盛り上がる。
まずは会場に入って席を確保することにした。スタンディングエリアではなくお座りエリアへ。去年とほぼ、同じ位置かな。敷物を2枚敷いて荷物を下ろす。あー、やっと落ち着いた。しかし、もの凄く暑ーい!ガンガンの太陽に、遮るものは何もない。いやぁ、これで一日、倒れずに居られるだろうか。音博史上 (と言っても4回だけだけど) 、いちばんの暑さかもしれない。ま、雨の心配がないだけ良いか。

鉄子ちゃんのリュックから出された本日の秘密兵器!去年の音博で前の女のコが使っていて、 「来年は絶対にアレを仕入れてこよう!」 と話し、鉄子ちゃんがプレゼントしてくれたコレ、Colemanのスタジアムシートぉー!あ、この写真は鉄子ちゃんにもらった日に書いた日記の写真。実は今日使うシート、自分のシートではない。鉄子ちゃんが、自分所有のシートをふたつ持ってきてくれたのだ。足腰が悪くて重いものを持てない私。そんな私の荷物が増えないように、と鉄子ちゃんが私の分まで持ってきてくれた。何てイイ奴なんだ。このシートは軽いから大丈夫だよ、って言ったんだけど。鉄子ちゃんのキャリーバッグは私のよりひとまわり大きかったもんね。ありがとう!すまぬ。

場所を確保し、シートもセットし、ひと息つく。ただただ暑い。クーラーバッグの中の氷も、いつまで頑張れるやら。とりあえずお茶を飲んで水分補給。ポカリスエットの900mlを2本、2Lのお茶を1本、500mlの水やらお茶やらを数本、コーヒーを1本、これが今日の私たちの命の水分。イベントが終わるまでに全て汗に変わる予定。
ビニールシートの上やスタジアムシートの上に座っていると、座っている足の裏側やお尻の下が汗で濡れていくのが分かる。汗で色が変わるんじゃないの!?というぐらい。こりゃ、本当に汗が染みてお漏らししたように見えたらかなわん!ということで、肩に掛けていたバスタオルを腰に巻く。首にタオルを結び、腰にはバスタオルを巻き、肩にはタオルを掛け、頭にも手ぬぐいを掛け、 「あんた、誰?」 みたいな奇妙な格好。こんな格好で街中を歩いていたら職質されそうだわ。
落ち着いて、今日のタイムテーブルを確認する。毎年、タイムスケジュールは会場で配布されるゴミ袋に書かれている。ん?くるりザ・セッションがいちばん最初ぉぉぉ!?これ、今日のイベントのメインじゃないの?最後の最後だと思っていたのでビックリ!
そうそう、会場内は撮影禁止なので写真はナシ。文字だらけの日記になっちゃうねぇ。しかし、会場内で堂々と携帯やデジカメで撮影している人の多いこと多いこと。そしていつものことだが、スタッフもそれを注意しない。これ、本当にどうにかならんもんかねぇ。。。


くるりのふたりがステージに登場し、音博開催の挨拶。くるりザ・セッションが最初なので、スタンディングエリアに続々と人が移動する。暑さに会場の熱気が加わって、会場に煙が上がりそう!
挨拶のあと、少しして最初のくるりザ・セッションがスタート。ステージに佐藤くん、もっくん、岸田くんの3人が並ぶ。3人が並んだ姿なんて、いつ以来だろう。突然のもっくんの脱退発表の時のこと、何度も変わったサポートドラマーのこと、数々の過去のライブ等など色んなことが頭に浮かび、涙がじわじわっと出てくる。そんな私の涙腺を決壊させた最初の曲、 「東京」 。岸田くんのギターがジャーンジャーン!と鳴った瞬間、会場から 「うぉーーー!」 っという声が上がる。3人の姿だけでも感動なのに、東京を最初に持ってくるなんて。汗と涙と鼻水と、汁という汁がいろんな所から出てくる。汚い、私。でも、もうどうしたらいいか分からないぐらい幸せだ。 『君がいないこと〜』 と 『君がいるかなー』 に入る前に、スティックを持ったまま両手を上げるもっくんの姿、本当に懐かしかったぁ。懐かしくてまた、汁がいっぱい出た。ずっと聴いていたいのに、 「もう、止めてくれよー!」 と言いたい感じ。
そして次に 「尼崎の魚」 。殺人的な流れだ。楽しいんだか何だか、もうわけが分からなくなってきた。とにかく 「あー、3人だぁ」 と眺めていた。今日、来られなかったMちゃんに見せたいなぁ。
ハンバートハンバート佐藤良成さんとboboさんが加わっての 「リバー」 。リバーの途中から達身さんが加わった。あー、佐藤くんともっくんと岸田くんと達身さんと、4人が並んでるー。もう一生、見ることができないんだろうなぁ。
リバーが終わり、もっくんが大きな白いヘッドフォンをつけた。もしかして?もしかして?岸田くんが、 「せっかく集まったから」 的なことを言った次の曲は 「ワールズエンド・スパーノヴァ」 。はーっ、もうライブでは二度と聴けないと思っていた曲。曲が始まった瞬間、会場から大歓声。思わず私も 「キャー!」 って言っちゃった。懐かしーい!嬉しーい!楽しーい!たまらーんっ!
白っぽいシャツで汗だくの達身さん。 「今年の夏、初めて着たけど、いろんなものが透けてるやん!」 と言って笑わせていた。ステージ上も会場も、みんなが最高の笑顔を見せている。くるりの曲の通り、 「言葉にならない、笑顔を」 ・・・見せてくれてちゃってたよー!
最後は 「ロックンロール」 。くるりの曲の中でも好きな曲の中のひとつだ。歌詞が全身に染みる。もっくん脱退が8年前、達身さん脱退が4年前。いろんなライブの思い出を振り返り、これからのくるりに期待する、そんな気持ちのオーディエンスたちには最高のプレゼントになる曲だ。あー、なんて満たされた幸せな時間。終わらないでー!


最初のくるりザ・セッションで、今日一日分の体力を全て持っていかれたような抜け殻状態。 「あー、体中の汁が出ちゃった。満腹!もう、帰ってもいいぐらいだわー」 と言うと鉄子ちゃん、 「なに言ってるんです!音博は始まったばかりですよー!」 だって。そうだよねー、これからだよねー。とりあえずお茶を飲んで水分補給。ゴクゴクやっている間に、次のandymoriがスタートしていた。


今回の音博、ナタリーにコンパクトにまとまったレポがあるので、振り返るときにはココを見たほうがいいかも。RO69にもレポがあって、ココもおススメ。・・・ということで、私の日記は短めにおまとめで。手抜き?いやいや、私の感想文よりももっとイイものがあるんだから、ねぇ。。。有難いッス!


くるりザ・セッションの次はandymori。生で見るのは初めてだけど、やっぱりライブの方がオシャレで何倍もいいね。小山田君、本物の方がずっとステキ。セカンドステージ前は若い子でいっぱいだった。事前のアーティストアンケートで、今日の出演者のなかで気になるアーティストに 「ベンチャーズ」 と書いていた小山田君。MCでベンチャーズが楽しみだと言ったかと思ったら急に、ダイヤモンド・ヘッド〜パイプラインの有名なフレーズを弾き出した。 「緊張して上手く弾けなかった」 みたいなことを言ったあとに 「エヘッ」 と照れ笑い。巨大スクリーンに映ったその笑顔に、会場のお姉さまたちはやられちゃって。後ろの酒盛りチームのお姉さまたちは 「かーわいー!」 と乾杯していた。なぜ乾杯?


続いてエンケンさん。久しぶりにステージを見たが、やっぱり凄い!凄いし、めっちゃカッコ良い!私は最初から終わりまでずっと 「カッコ良いー!」 を連発していた。 「ひとりでハードロックをやろうと思い、40年やってきた」 って、そりゃ凄いに決まってる。私が生まれたときにはもう、デビューしてたんだもんね。久しぶりに生で聴いた 「満足できるかな」 は最高だった!ドラムセットに座りバスドラでリズムを刻みながらギターを鳴らし、ブルースハープを鳴らし、歌を聴かせる。なんてステキなんだ!最高のタイミングで、梅小路公園蒸気機関車がポーって音を鳴らしたときは、会場から 「おーっ!」 という声が上がっていた。
いちばん暑い時間に登場したエンケンさん、 「暑くないよー、テヘッ」 だって。これには会場も大笑い。外の暑さよりも、エンケンさんの方がずっと熱かった。後ろに座っていた若い男の子が 「めっちゃカッコえぇー!俺、CD買おうかな」 って言っていた。


次にセカンドステージに登場したのは世武裕子さん。くるりのツアーでは見ているが、ソロステージを見るのは初めて。髪をばっさり切ってまるで別人みたいだった。短い髪も似合ってたよー。猛暑の会場に、世武さんの涼しげな声が響く。あー、このままゴロンと寝転がりたーい!周りではゴロンとしている人も結構いたなぁ。ゴロンとしたら眠ってしまいそうで、座ったまま静かに聴いた。3曲目の 「高砂」 で、くるりの岸田くんがサポートとして登場。スーツにネクタイ姿だったかな?
世武さんのステージが終わった後、スタンディングエリアから電話をしながら歩いてきた男の子、 「いまね、世武ちゃんが終わった。めっちゃ可愛いかったぁ〜!」 って話していた。私と鉄子ちゃんは顔を見合わせ、 「うんうん、そうだねぇ、めっちゃ可愛かったねぇ」 と笑いながら頷いた。


次は京都魚山聲明研究会。見る前から 「何をやるんだろう」 と思っていた会場の人たち。舞台袖から、法衣姿の7人のお坊さんたちがお経を唱えながらステージに登場。 『聲明 (しょうみょう) とは、節にのせてお経などを唄ういわば男声合唱』 とのことだが、私にはその 「節」 がよく分からず、普通のお経に聴こえた。それでも7人が全員立ったり座ったり、ソロのようにひとりだけ立ったりしていたから、やっぱり 「唄う」 だったんだろうな。
ごめんなさい、まだ青い私たちには難しく、途中でフードコートに向かってしまいました。。。


暑くてお腹が空いているのかどうかも分からないけど、とりあえず何か体に入れておかないと倒れそうなので、無理やりにでもご飯を食べることにした。

食べ物を買う前に、物販コーナーが空いていたので寄ってみた。音博ブースに行くと、殆どの商品が売り切れ。開場時点で、もの凄い行列だったもんね。私たちは物販より座る場所の確保を選んだから仕方ないか。チケットを手配してくれたMちゃんのお土産に、タオルだけでも買いたかったわ。残念。
フードコートにはご飯あり、麺あり、バーガーあり、とメニューがいっぱいで、ふたりとも迷って決められない。暑いので、カキ氷を売っているお店は長い行列ができていた。
一旦解散して、仕入れた食料を持って合流しよう!と決め、解散。うーん、決められん。。。冷たいもの以外に興味がわかないよー。


ちょうど目の前に、麦とろ丼のお店 「麦とろ人」 があったので、ココに決めた。麦飯にとろろが掛かっているのが基本スタイルで、その上にトッピングする具を選ぶ丼。暑くて濃い味を欲していたので、豚辛味噌を選んだ。あっさり麦とろにぴったりで、美味しかったぁ。毎年、フードコートで使われる器やスプーン、カップなどは全てリユース食器だ。食べたらきちんと決まった場所に返却し、それをまた洗って使うことでゴミが出ないようになっている。鉄子ちゃんは昨年同様、焼きそばをチョイス。 「みんなが買ってたから」 ということでフローズンマンゴードリンクも仕入れていた。


お腹を満たし、一応トイレにも寄り、戻ってきたときには二階堂和美さんがセカンドステージに立っていた。めちゃめちゃテンションが高くて、見ている方が置いていかれそうな勢いだった。 「宿はなし」 が生で聴けて良かったよー。彼女の透き通った、ぶれない声、本当にステキだ。もの凄い数の人がいる野外会場なのに、会場の一切の雑音が消え、誰も微動だにできず、全てが停止したなかで、彼女の声だけがずーっと響き渡る、そんな感じだった。くるりの 「宿はなし」 ももちろん好きだけど、二階堂さんの全ての動きを止めてしまうほどのパワーを持った 「宿はなし」 は、くるりのそれとは全く別のものになっていた。不思議な力を持ったひとだなぁ。


次はジム・オルーク。この方、Wilcoのプロデューサーをやってたのねー。知らずにWilcoをいっぱい聴いてたよ。
実は二階堂さんのステージが終わったとき、何と急に黒い雲が現れ、雨がぁ!何でこのイベントは、雨が降るんだろう。4回開催のうち、3回降ったでしょ?あんなにイイ天気だったのにー。朝、ホテルで 「イイ天気だから雨合羽は置いていこうかな」 って言ったぐらいだもん。しかも焦って持ってきた雨合羽は、上・下じゃなくて上×2枚だった。あー、ガッカリ。。。とりあえずふたりとも急いで雨合羽を着る。鉄子ちゃんが巨大ビニール袋を何枚か持ってきてくれていたので、それに脱いだ靴と靴下と大量の荷物を詰める。あーん、ジム・オルークどころじゃなくなってきてるよー!暑くて汗だくなうえに雨が降ってきたステージ上で、ジム・オルークは 「ミナサンヨリ、ワタシ、ヌレテル」 と言って笑わせていた。緑のカーディガン、暑くないのかい?
汗と雨でぐずぐずしている私に、ここで鉄子ちゃんが 「じゃーん!どうぞ!」 と言って、クーラーバッグからビールを取り出してくれた。えーっ!いつの間に仕入れたん?会場ではアルコールは売っていないから、朝のコンビニだね。嬉しすぎるぅー!すぐにグビグビっと飲み干し、快適なスタジアムシートに座ったままガクンと眠りに落ちてしまった。ジム・オルーク、最初から最後までゴメンナサイ!


そして、そしてついにベンチャーズ登場!会場は、去年の石川さゆりのような変なテンションの異常な盛り上がり!会場全体が夏の海の波のように揺れる。もちろん初の生ベンチャーズだったが、いやぁ、何てカッコいいおじさんたちなんだ。昨年、結成50周年だってよー。メンバーチェンジを繰り返したとはいえ、それだけ続けているというのは素晴らしい。今年、日本の勲章ももらっているそうだ。
これだけ盛り上がるのは、おじさんたちがカッコいいのもあるが、曲自体が誰でも一度は聴いたことがあるので 「うわぁ、これ知ってるー!」 と思えるから。最初から 「Surfin' USA 78'」 だもんね。タイトルが分からなくても、ベンチャーズを知らなくても、曲を聴けば誰でも知っている。息が長いということは、そういうことなんだね。 「Kyoto Doll (京都の恋)〜Paint it Black」 だってそうだ。MCでいっぱい出てきた 「テケテケ」 という言葉。やっぱりベンチャーズと言えばテケテケ。それだけで、アニメの 「こち亀」 を見ていたら子供でも大人でも曲が頭に浮かぶもんね。


中盤の、ボブ・スポルディングのベースの弦をドラムのリオン・テイラーがスティックで叩いて演奏するパフォーマンス、面白かったなぁ。有名すぎるテケテケ 「Diamond Head〜Pipeline」 での会場のテンションはもの凄かったぁ!テケテケテケテケの後に起こる 「うおぉー!」 という歓声も、上がる腕も、とにかく会場中がはしゃいでいる。もう、頭からバケツで水をかぶりたい気分!そして、これまた有名な 「Wipe Out」 (電撃ネットワークのテーマの元曲ね) で 「キシダサーン、サトウサーン」 と呼ばれてくるり登場。ドン・ウィルソンの隣に岸田くん、ボブ・スポルディングの隣に佐藤くんが立って演奏。このふたりの楽しそうなこと。ふたりの顔を見ているだけで、こちらもついニヤリとしてしまう。岸田くん、ドン・ウィルソンがドラムの合間に 「ジャン!」 って弾くときの腕を上げるポーズを真似て、一緒にやっていた。すっごくすっごく楽しそうなイイ顔をしていた。本当に楽しんだ様子の岸田くん、 「音博やってて良かったー」 って言ってたもんね。
ベンチャーズ最後の 「caravan」 は、私が知っているベンチャーズの曲のなかでいちばん好きな曲。曲紹介の 「caravan!」 って声がしたとき、ひとりで 「キャー!」 って言っちゃった。恥ずかしい。。。でも、大満足のステージだった。


長かった一日も、ラストのくるりになってしまった。
くるり、サポートの佐藤良成さん、boboさん、フジファブリック山内総一郎くん、全員が黒パンに黒シャツの黒づくめスタイルで登場。セットリストは後に書いてある通り。オープニングでのくるりザ・セッションで昔のくるりを懐かしんだが、最後のこの時間は、これがいまのくるりです、という静かに熱い感じがしたなぁ。フジファブ山内総一郎くんのギターも、凄く良かった。くるりに自然に溶け込んでいて、それでいてよく鳴っていて。
私が好きな曲 「Baby I Love You」 をじっくり聴かせてくれたあとにMC。私のメモ帳には、岸田くんはこういう感じのことを言ったと記録してある。 「今日は楽しかったですね。ここ (京都音楽博覧会) を目指して毎年毎年、活動しています。こんなフェスは、他にないです。感無量です。 『泣くか?』 とか思ってるやろ。泣かへん!」 。もー、岸田くん、こっちが泣きそうだったよ。
この流れで 「ばらの花」 。泣きそうだったよ。次に何と 「坂道」 。イントロを聴いて 「いやー!」 って言っちゃったよ。泣けちゃったよ。 「坂道」 をやるなんて、もーっ!!何て最高のプレゼント。幸せな空気に全身が包まれている。感動。。。


最後の曲のあと、今日の出演者が全員、ステージに呼ばれて並んだ。今日一日、雨にも負けず、汗にも負けず、夏の暑さにも負けず、アーティストもオーディエンスも思いっきり楽しんだねー!もっくん、最後の最後まで楽しそうだったなぁ。今日一日、まるごとひっくるめて全部の出来事に、ありがとぉ!


京都音楽博覧会2010 in梅小路公園 セットリスト】 くるり以外は、ナタリーさんから頂きました。感謝です!



くるりザ・セッション
01. 東京
02. 尼崎の魚
03. リバー
04. ワールズエンド・スーパーノヴァ
05. ロックンロール


andymori (セカンドステージ)
01. Weapons of Mass Destruction
02. ベンガルトラとウィスキー
03. everything is my guitar
04. クレイジークレーマー
05. 1984   06. FOLLOW ME
07. CITY LIGHTS   08. グロリアス軽トラ


遠藤賢司
01. フォロパジャクエンNo.1   02. 満足できるかな
03. 夜汽車のブルース   04. 夢よ叫べ


世武裕子(セカンドステージ)
01. ラブソング   02. ファミレスポップ   03. 高砂
04. 運命の人   05. ハローハロー


◆京都魚山聲明研究会
01. 四智讃梵語   02. 四智讃漢語   03. 散華   04. 対揚
05. 九方便   06. 大讃   07. 甲四智


二階堂和美 (セカンドステージ)
01. 萌芽恋唄   02. 女はつらいよ   03. あなたと歩くの
04. めざめの歌   05. 宿はなし   06. いてもたってもいられないわ


ジム・オルーク (セカンドステージ)
01. Stupid As The Sun   02. last year   03. Life Goes Off
04. Therefore I Am   05. The Workplace


THE VENTURES
01. Surfin' USA 78'   02. Ginza Lights  (二人の銀座)
03. Kyoto Doll (京都の恋)〜Paint it Black   04. California Sun
05. W.D.R Medley (Walk Don't Run〜Perfidia〜Lullaby Of The Leaves〜Walk Don't Run)
06. Slaughter on 10th Avenue   07. Green Onions   08. Hawaii Five-O
09. Diamond Head〜Pipeline   10. Wipe Out   11. caravan(Short ver.)


くるり
「無題」 でスタート(言葉にならない、笑顔を見せてくれよ)
01. さよならアメリカ   02. 温泉   03. コンバット・ダンス
04. 目玉のおやじ   05. 魔法のじゅうたん   06. さよならリグレット
07. Baby I Love You   08. ばらの花   09. 坂道   10. 麦茶
EN1. 東京レレレのレ



イノダコーヒ   やっぱり朝は本店のモーニングをゆったり空間でいただきたいですね

梅小路公園   JR梅小路蒸気機関車館では蒸気機関車がけん引する客車に乗ることができます

京都音楽博覧会2010   ゆったりと音楽を楽しむことができる素敵なイベントです