見て美しく　食べて美味しく - へそまがりのミザントロピィ

昨日の日記に若旦那の和菓子のことを書いたらまた和菓子が食べたくなって、仕事の昼休みに若旦那の和菓子屋さんに行ってきた。社内でお弁当を食べたあと、同僚Aちゃんに　「ちょっと、若旦那のところに行ってきます」　と声を掛けたところ　「うひゃー！」　と変な声を上げて、慌てて両手で自分の口を押さえていた。何だ、ありゃぁ。

お店に入ったところ、何と今日も女性の店員さんだけだった。ガッカリ。。。でも、よくいる店員さんなので、私の質問攻めにはなれているご様子。　「一昨日、柚子まんじゅうをいただいたら、凄く美味しかったです。あの柚子の香りは凄いですね」　と言うと　「柚子を削って、皮に練りこんでいるんですよ」　とのこと。　「香りが良くて大人気でした！」　と言うと　「そうですか。ありがとうございます」　と言っていた。

今日ももちろん柚子まんじゅうを買ったのだが、お目当ては上生菓子。いま出ている上生菓子はシンプルなものが多かったかな。悩みながら3個お買い上げ！

【乙女椿】
ころんと丸い八重の椿が、乙女椿。少ーしだけ入っているピンクが良い。
とろんと柔らかい牛皮の中には白餡。乙女椿という名前にぴったりの可愛らしい生菓子だった。

【山里】
何とも可愛らしい色のねりきりで、中にはこし餡。実物はもっと濃いピンクのような色で、この写真よりも更に可愛らしい。
山里の古民家の形をしている。何と、屋根にうっすら白い雪が積もっている。この色合いがとても素敵。
今日、いちばんの美味しい生菓子だった。

【青女（せいじょ）】
青い女？青女？私は、初めて聞く言葉だった。
さっそく、お店の方に聞いてみた。青女とは、中国では霜の神様だそうだ。
そっか！上に掛かっているキラキラ光る白は、緑の草の上に霜が降った様子を表しているのか。もう、そんな季節になるもんね。
緑色のきんとんの中は、つぶ餡。他の生菓子より甘さがあって、これも美味しかったぁ。