夏休み5日目 : ゆっくりする日

夏休みも今日と明日のみ。あー、なんて早いんだ!田舎に帰ってから5日も経ったなんてねぇ。ホント、早い。

またもやビリ起床の私。早起きのお母さん、既にとうもろこしを茹でていた。二戸のおじいちゃんが作った、とうもろこしだね。美味しそう!
「朝からとうもろこしって・・・」 と言う私に、 「何、言ってんの!みんなもう、とっくに起きてるんだから」 とお母さん。ハイ、その通りでござます。
寝起きながら、ちょこっとかじってみた。甘くて美味しい!チビたちに 「とうもろこし、美味しいよー!食べない?」 と声を掛けたところ、 「今はいらない。朝ごはんが入らなくなるから」 だって。ハイ、その通りでございます。


今朝の岩手日報一面。
『 「お帰り」 鎮魂の火  県内被災地各所で初盆』
昨日は13日でお盆の入りだったから。こうやって、提灯を持ってお寺に行き、火をもらって消さないように自宅の仏壇に火を移す。自宅でロウソクに火を移す瞬間に消してしまい、またお寺まで戻って火をもらってきたこともあったよね。


今日は、私たちもお墓参り。すっごく暑かったぁ!やっぱりお墓参りは早起きして行かないと、だね。汗だくのお墓参り。

いつもなら帰る日の前日は、帰省土産を買いに花巻空港まで行く私。今年は6月も7月も岩手に来ていたから、お土産もそれほど要らない。 「お土産を買いに行くなら、車を出すよ」 というお兄ちゃんに 「うーん、今年は新幹線に乗る前に駅で買うから大丈夫」 と私。今日は家でおとなしく、荷造りをすることにした。チビたちも明日、大船渡に帰るそうだ。今日は遠出せずに、静かにする日に決めた。チビたちは 「えーっ、つまんなーい!」 と言っていたけど、あまりの暑さに出掛けるのも気乗りしなそうだ。


午後、お母さんが買い物に行きたいというので、車で数分の大きなショッピングセンターまで運転手をすることになった。チビたちに 「一緒に乗っていく人!?」 と聞いたが、行くとか行かないとかグダグダ言っている。終いには、 「お姉ちゃんが行くなら行かない!」 とかケンカまで始まっている。オイオイ、何でここでケンカになるかなぁ。 「家に居るより、お店の方が涼しいと思うけどなぁ」 とふたりをなだめながら車に乗せ、女子4人で出掛けた。




外は暑いが、お店の中は涼しい。酒屋さんのディスプレイでは、クマさんもビールを飲み、わんこは浴衣を着ていた。
お母さんの買い物を終え、お店の中にあるフードコートで、冷たいものを飲んでのんびり。お母さんは 「あー、ゆっくりできてイイねぇ」 と嬉しそう。チビたちもこのぐらい大きくなると、ゆっくりお話しながらお茶をする、ということもできるもんね。出掛ける前はケンカしていたくせに、 「女子だけもイイねぇ」 なんて言っている。うふふ。


それからお母さんと私はまた、少しお買い物。チビたちはゲームコーナーで遊んだ。エプロンを新調したい、というお母さんのために、みんなで似合いそうなエプロンを選んだ。ついでに普段着のカットソーも一緒に買ってあげた。お母さん、喜んでくれて良かった!やっぱりイイかもね、女子だけっていうのも。


夜は、外食。お母さんを御三どんから解放するために、みんなで外食するのもいつものルール。お寿司屋さんに行くことが多いが、今年の夏休み中は農家さんから頂いたお野菜や、宮古から頂いたお魚を食べることが多かったため、お肉を食べに行った。お母さんは、ドリンクバー初体験。チビたちに習いながら、楽しんでいた。賑やかで、楽しい夕食だった。
おしゃべりばかりしていたので、写真が・・・。残念!


家に戻ってから、また女子4人で仏壇の脇でトランプをやった。下のチビとおばあちゃん (お母さん) が、トランプをする約束をしていたらしい。3人でやっているところへ上のお姉ちゃんも加わり、4人での戦い。小さい頃はわざと負けていたのに、今は本気でやっても神経衰弱は歯が立たない。チビたちの記憶力って、すごいねぇ。
7並べでは、いじわる作戦の私が圧勝!チビたちは本気で 「Lちゃん、ズルイ!!」 と責められた。 「ほっほっほ、これも作戦よ!」 と私。大人気ないねぇ、と他の3人から責められ続け、ひたすら笑ってごまかしちゃった。たはは。。。
明日でまた、バイバイなんだもんね。ちょっと、やりすぎたかなぁ、と反省。



一昨日の夜、お兄ちゃんがデジカメの画像を見せてくれた。あの大震災から三日後の、大船渡市内の様子を撮ったものだった。
酷い。 「何かに使うならあげるよ」 と言われ、 「使うことはないけど取っておきたいから、あとでもらってもいい?」 と言っておいた。
そして今日の夜、自分のPCを立ち上げたので、お兄ちゃんからその画像の一部をもらった。チビたちもお兄ちゃんも一緒に見ながら、ひとつひとつ説明してくれた。見るものも、聞くことも、酷いものばかりだった。
こうやって生きていて、家族が集まっていることに感謝した。
ここに小さく記録しておこうと思った。
明日からまたそれぞれ別れて暮らす家族を、大事にしようと改めて思った。