はやり目の診察結果

発病から8日目、仕事を休んでから6日目。
今日はお給料日だなぁ。給与明細、もらってないけど。



朝、9時ぐらいにピンポーン!宅配便のお兄さんが、調布のおじちゃんからのブドウを持ってきてくれた。
わーい、わーい!私がいちばん好きなブドウ、藤稔 (ふじみのり) だぁ!おじちゃんもおばちゃんも、覚えていてくれたのねん!嬉しいわぁ。
この、大きな大きな房が4つも入っている。おばちゃん、送り先を間違えたんじゃないの?こんなにいっぱい、どうしましょ。
ひと粒、食べてみた。甘みがぎっしり詰まっていて、美味しい!リンパが腫れてパッツンパッツンの喉に、とっても優しい。思い掛けないお見舞いブドウ、ありがとうね。


ブドウを冷蔵庫に入れ、病院に向かった。前回、眼科に行ったのは、瞼の腫れと痛みが酷くなった日曜日。今日、ドクターに診てもらってOKなら、明日から会社に行ける。両目とも、こんなに真っ赤だけど、前回よりは左目もしっかり開いているもんね。
今日も診察前は、ひとり特別なパイプ椅子席で待つ。私の前に、コンタクト使用のための診察をしていた女性が、診察室から出てきた。するとその後に続いて、ドクターも出てきた。
パイプ椅子の私のところに来て、 「どう?あー、まだだねぇ」 とひと言。そのままドクターと一緒に診察室に入った。ドアはもちろん、ドクターが閉めてくれた。私ももう、心得たものだ。だって、私が触ると、消毒が必要になるからね。ドクターは、右目と特に左目を、時間を掛けて診てくれた。


「完全に右目にもうつったね。でも左目で抗体が出来かけているから、右目の方は左目と一緒か、少し早いぐらいに治るよ」
「そうですか。もう、仕事に行ってもいいですか」
「うーん、まだまだうつるからね。できればあと4〜5日、行かない方がいいなぁ」
「やっぱりダメですかね」
「あと数日ね。左目に眼帯をして、マメに消毒をして、気を付ければダメなこともないけど、集団感染したら大変だからね。子供だったらキッチリ2週間、学校を休まないといけないんだよ。この時期、汗を拭うことも多いから、自然と目の辺りも触ったりするからね」
「そうですよね。じゃぁ、次の診察までは行かない方がいいですね」
「それがいいね。いま、抗体が出来ている途中だから、もう少しだね。ちゃんと2週間経てば、びっくりするぐらい治るから」
「そういうものなんですか?特効薬もないのに」
「そうなんだよ。ピタッと治るから大丈夫だよ。火曜日に見せてくれるかな。金曜日でもいいけど」
「えーっと、火曜日に診ていただいて、それでOKだったら仕事に復帰します」
「そうだね。それまでは2種類の目薬を守ってね」
「あのー、リンパが腫れて、喉も耳も痛いんですけど、これはまだ続くんでしょうか」
「あー、痛いよねぇ。それも目と同じで、あと4〜5日だね」
「左目の視力、携帯電話の文字も見えないほどなんです。これは、このままなんでしょうか」
「さっきも診たけど、やっぱり左目は角膜までやられちゃったからね。視力は戻るよ。ちょっと時間はかかるけどね」
「そうですかぁ。。。じゃ、とりあえず頑張ります」


ドクターに診察室のドアを開けてもらい、お会計を済ませて病院を出た。
あー、来週の火曜日まであと5日、休むことになるのかぁ。どうしよう、有休なくなっちゃうじゃん!それよりも、8月は殆ど仕事してないじゃん!あーあ。。。クビになっちゃうよぉ。


他人にうつしてはいけないので、寄り道もせずに家に帰った。まずは会社に報告しないとっ!でも上司は昨日・今日と研修のため、会議室に缶詰めだ。仕方ないので、携帯電話から上司と同僚女子のPCに事情をメールした。それから調布のおばちゃんにブドウのお礼の電話をし、お母さんに診察結果を報告した。


電話を終えてホッとしたところで、会社のPCが気になった。私のメールボックスは、そろそろ満タンになっているハズ。仲良しの同僚に電話をし、メールをチェックしてもらうことにした。さっき、上司メールと同じメールを送った、その同僚だ。
「いまさ、もらったメールを読んで、島のみんなに転送しようと思っていたところだったよ」
「あのー、島のみんながOK!って言ってくれたら、出勤してもいいんだけど、私」
「あー、ダメだって言ってるよ、みんな」
「うそー!まだ聞いてくれてないじゃん!!」
「まぁさ、あきらめて今月いっぱい、休んで治せば?」
「うーん、もうさ、夏休み2連発なんて、クビになっちゃうよぉ」
「あはは!休んでしっかり治しなさい」
そんなやり取りのあと、メールチェックをお願いし、上司への伝言も頼んで電話を切った。


あー、今日はたくさんしゃべったなぁ。部屋に引きこもっていると、こんなにしゃべらないもんなぁ。たまには誰かとしゃべらないと、声の出し方を忘れてしまいそうだ。
あと5日、長いなぁ。。。