真夏の休日

昨夜のこと。宮古から内陸の自宅に帰ってきたお母さんから、電話が掛かってきた。 「今日、市場のウニを送ったから、明日の午前中に受け取ってね。とりあえず明日は、ご飯だけ炊いておけばいいから」 とのこと。 「まだ暑くて生ものは危険だからお土産は要らないよ」 と言ってあったが、やっぱりこういう連絡をもらうと嬉しいね。
朝、休日だけどあまちゃんを観るために8時に起き、お母さんの言うとおり、炊飯器のスイッチをオン!あとは、玄関でピンポーンと鳴るのを待つだけだ。ハチ公よろしく、じーっと待つ。



着いた、着いた!生ウニに焼ウニ2個、マスの切り身、イカの足。
よくよく聞いたところ、お母さんが市場に寄ってから帰る、と聞いたお母さんのお友達が市場まで来てくれて、これらの海産物をお土産に買ってくれたそうだ。そのおばちゃんは、私の幼なじみのお母さん。世話好きでパワーのあるおばちゃんで、子供の頃からたくさん、お世話になってきた。震災で家は跡形も無く流され、今は団地に住んでいる。おじちゃんは震災のあと間もなく、亡くなった。おじちゃんのお墓参りをしてからもう、二年が経つんだね。
おばちゃん、いつも本当にありがとう!私の大好きなものばかりだよー!


宮古の生ウニは、牛乳瓶に入って売っている。これが当たり前なので何とも思ったことがないが、東京の友達にお土産としてあげたときに、 「タッパーじゃなくて、牛乳瓶に入れてくれたの?」 と言われた。わざわざ家で牛乳瓶に詰めたと思ったらしい。そっかぁ、そうなのかぁ。イイでしょ、この感じ。やっぱり生ウニは、牛乳瓶でなくっちゃ!
蓋を開けて、ザルにざーっと入れて塩水を切る。この後、洗っちゃぁダメなんだよ。せっかくのうま味がなくなっちゃうからね。


で、炊きたてのご飯にきざみ海苔を載せ、その上にウニを並べたら生ウニ丼の完成!
生ウニは塩味がしっかりしているので、そのままいただく。うぅぅ、美味いっ!というか、美味く無いわけがナイ。この独特の甘み、舌にまとわりつく濃厚食感、生ウニ最高!半分ぐらい食べたら、今度はお醤油を少し垂らしていただく。うぅぅ、これまた美味いっ!
なんて贅沢な朝ご飯。
牛乳瓶に残る生ウニ2/3。あと2回、この、幸せご飯が食べられるんだね。ありがたや、ありがたや。



今日も東京の最高気温は35度。風が止まると、待ってました!とばかりに汗が吹き出る。こんな日に、友人との待ち合わせはラゾーナ川崎で14時半。暑さMAXの時間だね。失敗。。。5階にある映画館で無事に合流。昨夜のうちに、ネットで席を取っておいて良かったぁ。だって、私たちの観る回には 「ウリキレ」 って表示が出ているもん。よくやった、私!
で、映画そのものは大満足だったのだが、映画館の寒いこと、寒いこと。ストールを使っても寒く、途中で友人がバッグからタオルを出して貸してくれたのでよだれかけのように掛けたのだが、それでも寒かったぁ。



映画を観てからポップコーンを買い、1階で焼き鳥や海苔巻きを買い、電車で移動。到着後、今度はスーパーで缶ビールを買い、ひたすら歩く。向かったのは、多摩川の河川敷。今日のメインイベント、花火大会のためだ。
私たちが陣取ったのは、川崎市寄りの 「川崎市制記念多摩川花火大会」 側。同時に 「世田谷区たまがわ花火大会」 も開催されるので、両会場の間に陣取ると両方の花火が観られるんだよね。その辺りは、激混みだけど。
河川敷は照明がないため、日が落ちると真っ暗になる。先に腹ごしらえだっ!と、ビールとおつまみで体の準備。風があって、涼しいぐらいだ。うん、イイ感じ。


19時から20時まで、ゆっくりと花火を楽しんだ。打ち上げ会場からは少し離れた場所だけど、変わった形の花火、大玉、赤シリーズ、緑シリーズ、黄色シリーズ、眩しいほどのキラキラ花火など、いろんな花火が観られて大満足!
何より、広い河川敷で草の上にレジャーシートを敷き、風を感じながらっていうのがイイね。暑さの中、頑張って歩いてきて良かったぁ。お隣に陣取っていたおじいちゃんみたいに、横になって観たらもっと良かったかなぁ。うふふ。


美味しい生ウニを食べて、映画を観て、夜はのんびり花火を観て、休日らしい休日を過ごした。
そうそう、高校野球花巻東が勝利した瞬間を観られたのも、今日が休日だったからだなぁ。良かった、ヨカッタ。延長戦、イイ試合だった。安楽くんの延長ホームランも凄かったな。興奮したぁ。暑さに負けず、次も頑張れー!


家にこもっていても一日、外で汗をかいても一日。同じ一日なら、外でいろいろ見聞きした方がずっと楽しいね。ちょっと、しんどいけど。。。