あわてんぼうのサンタクロースより
クリスマスよりちょっぴり早く、あわてんぼうのサンタクロースからのプレゼントが届いた。
L'Occitaneのクリスマスギフト。ローズの香りのシャワージェル、ボディミルク、ハンドクリームと、可愛らしいポーチのセット。わーい、ありがとう!
LINEでお礼の連絡をしたところ、やんちゃ坊主ふたりと幼稚園で餅つき大会に行った写真が送られてきた。クリスマスも越えて、もうお正月ムードいっぱいね。ふふふ。また一緒にお出掛けできるとイイね。ありがとう!
正しい食事
今日は、岩手のお酒とお料理を楽しむ会。月に一度の会も、今年は今回が最後。仕事の都合で少々遅れたものの、無事に到着。春のような暖かい夜だったので汗を拭き拭き、席に着く。
先付は 「あん肝豆腐」 。ねっとりしているかと思ったら、味は濃厚だけど、口当たりはサッパリ。一緒にいただく最初のお酒は、超甘口活性濁酒 「おっほー」 。甘さと一緒にピリピリとした刺激も楽しめるお酒。あー、沁みるわぁ。
見た目も美しい前菜。
向かって左から 「ナマコの磯部あえ」 「子持ち昆布」 「金柑の水煮」 。大好きなナマコに生のりの香りがプラスされて、お酒にピッタリ。
そうそう、前菜用のお酒は、先ほどのとは違う甘味の少ないどぶろく 「とらまづ」 。このお酒。ラベルの文字が赤いものは普通に売られているが、ここでいただいた文字が黒いとらまづは、なかなか手に入らないそうだ。これは美味しいなぁ。
うーん、美味しい。すごく美味しい。海に包まれる。
隣の友人と 「あー、何かもう、これをいただいたら 『良い人間』 になる気がするねぇ」 と言って笑った。だって、美味しい以外の表現が、これしか見付からなかったんだもの。
焼き物は、鰆のウニ焼き。鰆は、今の時期が美味しいそうだ。
正直、鰆はパサパサしたイメージがあり、あまり好んで食べないが、この鰆はしっとりふっくらしていて、今まで食べたことがない鰆だ。時期によって、こんなにも違うんだ。ウニの香りもイイねぇ。
このお皿の写真を撮ろうとした友人が 「うわぁ、宇宙だ!」 と言った。 「なに言ってんの」 と笑った私だったが、実際に写真を撮ろうと画面を見た瞬間、 「ホントに宇宙だ!」 と言って笑った。
煮物は、大根の酒粕煮。酒粕は、岩手は 「あさ開」 の酒粕。大根の上には、蒸した連子鯛。
驚いたのは、大根の味の染み込み具合。しっかりジュワーっと味が染み込んでいるのに、大根自体はぐったりしておらず、むしろしっかりしている。こういうところがプロの腕前なんだろうねぇ。これも、食べたら良い人間になるお料理だね。酒粕は無敵だ!
締めのお蕎麦の前に、へしこ。いつも楽しみにしている、へしこ。お酒にピッタリのへしこ。わーい、わーい!
独特の風味がある大好きな純米酒、高橋酒造店の 「堀米」 と一緒にいただくへしこは最高!初めてお会いしたステキなご夫婦との会話も楽しく、お酒っていいなぁ、と思いながらいただいた。
すでにお腹はいっぱいなのだが、それでも別腹に入ってしまう、店主の手打ち蕎麦。
うん、間違いない。普段、違うお店でお蕎麦を食べることもあるが、やっぱりここのお蕎麦がいちばん。駅から遠くてわかりづらい場所にあるお店でも、このお蕎麦が待っていると思うと、そんなことは苦でも何でもない。
最近はお店が混んだり、貸切になることもあり、お隣の常連さんが 「来年あたりは、なかなかお店に入れなくなるかもなぁ」 なんて店主に言って笑われていたが、本当にそうなったら、嬉しいような寂しいような。。。
手前の三角は、シルクスイートというお芋。白いまん丸は、江刺りんご2種。右上の赤いのはレインボーキウイ。
見た目も可愛らしいね。お口の中がサッパリ!あー、会が終わってしまう。。。
お店に来る時の、あの春のようなぬるい空気は、このためだったのか。帰りには雨が降っていた。店主ご夫婦にお礼を伝え、年末のおせちの確認をし、お店を後にした。
来年も楽しいお酒と、楽しい人たちに会えるといいなぁ。今年もお世話になりました。
立川談笑 月例独演会 其の177回
「今年を振り返って話をしようとすると嫌なニュースばかりで、話しているこちらまで、どんどん悲しくなってしまいます。悪いこと、嫌なことは雨あられのように降ってくるそうです。良いこと、楽しいことは足元にあり、わざわざ拾わないといけないそうです。できるだけ明るく楽しいことを拾って集めて欲しいと思います」
昨日は、今年最後の談笑月例。年末恒例の人情噺を終えたあと、下りるどん帳を制し、談笑さんはこんなことを仰った。このあと全員で三本締めで終了。
この日の演目。月例なのに、最初に一番弟子吉笑の 「一人相撲」 。驚く会場に吉笑さんが言った 「談笑が遅刻をしまして…」 。まさかのスタートに、大きな笑いが起こる。やっと登場した談笑さん。 「プーチンさんだって遅刻しましたからね」 で、再び大爆笑。 「遅刻はしましたが、きちんと三席やらせて頂きます」 で大きな拍手が起こる。
最後が大好きな 「文七元結」 で嬉しかったなぁ。談笑さんの文七元結、最後の結び方が大好きだ。あったかい最後に、更に注がれるあったかい結びの一コマ。これがイイ。うん、良かったぁ。
あまりに気分が良かったので、帰りは国立演芸場からJR有楽町駅まで歩いて帰ることにした。
国立演芸場のお隣、最高裁判所の植栽が、暗がりにありながらあまりにも明るくキレイだったので近寄ってみたところ、植栽の上に街路樹の銀杏の落ち葉が積もっていた。
あー、キレイ、キレイ。
三宅坂の交差点をお堀の方へ渡った時、月がとても明るく光っていた。
その月がお堀の水面に映り、冷たい空気に 「あー…」 と声を漏らした。
「あー、一年が終わるなぁ」 12月に入って初めて、そう思った。
この景色に見とれて立ち止まる足元に、今年の楽しかったことがたくさん落ちているような気がした。
中田いくみ 個展 ふんだんないじわる
その日、同僚ちゃんから、一枚のポストカードを渡された。
「こういう絵、好きでしょ。っていうか、こういう子供だったんじゃない?」 と。
あー、なんてめんこい子供!この目、この口、この表情。
ズギューン!と一瞬で胸を打たれた私。カレンダーに印をつけ、待っていた今日。
中田いくみさんの個展 「ふんだんないじわる」 に行って来た。
子供が子供らしさを見せる、油断した一瞬のその表情や空気が、繊細なタッチで表現されてる。その絵があるだけで、もう 「世界中の子供たちが愛しくてたまらない!」 そんな気持ちになる。
そしてまさか今日、ご本人さんがいらっしゃるとは!絵から伝わるやわらかさ、愛らしさ、そのままの方だった。 「あー、この方から生まれる作品だもん、納得」 ってな目をしながら会話していたと思う。
個展は25日まで、西池袋の 「ブックギャラリーポポタム」 で開催中。
このポポタムさんがまた、ステキなお店。ギャラリー併設の本や雑貨を販売しているお店なのだが、そのチョイスが面白い。
中田さんの絵のように、お店の方もスギューン!だ。
冷たい空気に真っ青な空、個展会場で中田さんに頂いた甘酸っぱいパインアメ。全てが心地よくて、帰り道は、口角が上がりっぱなし。
また、あの子供たちに会いたいなぁ。