くるりライブ興行2010〜地獄の団体戦〜　NHKホール

今日は、久々のくるりライブ。そして今日の相方は私の理解者、久々のMちゃん！出産　→　子育てのために暫くライブ参戦はお休みしていたMちゃんだが、今日は理解ある旦那様が6ヶ月のベイビーを看てくれるということで一緒に行けた。わーい！久しぶりに会ってボエムで腹ごしらえしたのだが、とにかく話は尽きず。会場にはギリ着だった。
今回のくるりホールツアーは4ヶ所5公演。会場限定グッズのタオルが欲しかったが、グッズ売り場の行列が長く、スタートに間に合いそうになかったので泣く泣く諦めた。アンコール前のマサ社長のグッズ紹介コーナーを見ていたら、また欲しいモードに入ったが結局、手に入れられなかった。うーっ・・・。

えーっと、ここからライブの話になるのだが、たまたま検索に引っ掛かった＆この先のツアーに参戦する、という方は、最後にセットリストがあるので読まないほうが宜しいかと・・・。　「ツアー中にセットリストを公開するなんて！」　とお怒りになる方々もいらっしゃるようだが、ここは自分記録日記なので、記憶が薄れないうちに自分の気持ちを書いちゃうというだけのこと。ではでは・・・

5月26日に発売されたカップリング・ベストアルバム　「僕の住んでいた街」　の特設サイトに、スペシャル企画　「君の住んでいた街」　というページがある。みんなが自分の住んでいた街の写真を投稿するページなのだが、投稿された写真の中から優秀写真を会場で上映！という企画。
19時スタートのライブ前、ステージ上の大きなスクリーンにそれらの写真が次々と映し出されていた。何時ぐらいからやっていたのかなぁ。私たちはギリに入ったから分からないが、19時過ぎても続いていた。最後にHN　「きしだ」　という名前で　『赤い電車２』　というタイトルの写真が映し出された後、ふらーっとメンバー登場！ありゃりゃ、岸田くんの写真だったのねー！

色んなサポート無しのスリーピースで通した今日のライブ。すごく久しぶりで、逆に新鮮だった。やっぱり、スリーピースのくるりがいいなぁ。あ、今日のドラムはもちろんboboさん。
最初の曲はもちろんコレ！というチョイス。紙吹雪が舞い、バックの照明は真っ赤で、すごく曲に合っていた。この紙吹雪、曲間にスタッフの人が赤いうちわを持って出てきて、機材に乗った紙吹雪を扇いで払うもんだから可笑しくて、会場もクスクス。2曲目は、僕街ライブだったら絶対に聴きたくて楽しみにしていた曲。やっぱイイ！テンション上がるわぁ。3曲目、岸田くんの声が出なくて苦しそうだった。今日のライブ、大丈夫？と思うほど辛そう。逆にサポートするマサ社長の声は伸びる伸びる。今日は尼は歌えないな、きっと。

「次は新曲を続けて4曲やります」　と岸田くん。最初の曲は　「あっちっち」　のフレーズが頭に残る、ほんわかした曲。次の曲は、うーん難しいけど、雄大な感じ＆懐メロ風な曲だった。次の曲は凄く良かった！しっかり歌詞を聴いていると泣きそうになってしまうほど。歌詞にあった　「さあ出ておいで　出ておいで　小さい命」　って何だろう。その言葉のまま、ベイビーなのだろうか。それとも違う何かなのだろうか。次の曲は前の曲の余韻が残っていたのであまり記憶にないが、タイトルのイメージそのままの歌詞だったような気がする。

この新曲後のMCで岸田くん、　「さっきの4曲は、まだ出ないアルバムの曲です。ここから先はいま出ているアルバム・僕街からしかやりません！」　宣言。おぉー、マニアックなセットリストになりそうだ。
通しで7曲目の曲は、ライブでやるんだー！的な嬉しい曲。いやぁ、良かった良かった。曲が始まった時点で　「あそこは誰がどうやるんだろう」　と思っていたが、鉄琴はマサ社長と岸田くんがふたりで仲良く演奏、しかも映画ゴーストのようにマサ社長のうしろに岸田くんが立って手を伸ばすラブラブ演奏。この曲で笑いが出るなんて！その後の、どうやるんだろ？部分は岸田くんがキーボードを駆使して演奏。CDに近い仕上がりに拍手！素晴らしい！
8曲目をやる時の岸田くん、　「わりと人気の高い　『ばらの花』　という曲のカップリングに何故、この曲を選んだのか・・・」　と言って笑いを取っていた。でも、3人のプレイは凄く良かった。今日いちばん、バンドらしいステージが観られた曲かもしれない。次の9曲目は岸田くんの喉をお休みさせ、マサ社長のヴォーカル。通るなぁ、声。
10曲目は、ふたりでエレアコに持ち替えて。この曲がライブで聴けるなんて、幸せ。台詞部分がアレンジされてて、ここでも笑いが起こる。11曲目、12曲目の流れは良かったなぁ。13曲目の前、岸田くんのいつものエレキが登場！今日は厳しいと思っていた尼か？と思ったが、違った。これはMちゃんが好きな曲。やってくれてアリガトウ！

この後のMCに入るとき、会場男子から　「　（僕街）　1位おめでとう！」　の声が掛かり、拍手が起こる。僕街がオリコンアルバムチャートで1位を獲得したからだ。岸田くんは、プロモ量も少なめだったし期待もそれほどしていなかったけど1位は嬉しい、と言っていた。その昔、ある女性アーティストのコンサートに行ったとき、　「こうやって歌ってますけど、ステージを降りたらただの人ですから」　と言うのを聞いて、岸田くんは感動したらしい。そして実際に自分たちが1位を獲ったわけだが、　「今日、電車で来たんですけど・・・コイツ　（マサ社長）　は自転車で来たんですけど・・・」　とそこから無言。会場から笑いが起こる。　「ま、ただのロック好きの人がステージに上がっているだけのことでした」　と締めた。

14曲目、バックにスクリーンが下りてきて、ふたつの目玉焼きが映った。曲の最後にベーコンと一緒にお皿に載った画が映って完成。あれは必要な演出だったのか？クスクス笑いが起こる。15曲目は私が大好きな曲。わーい！やってくれて嬉しいよー！少しだけ体を揺らしながら、でも足の裏はピッタリとステージに貼りついたまま動かず歌う岸田くん。そうそう、この歌い方をする時の岸田くんは熱唱モードなんだよね。16曲目は7月に発売されるシングル曲。　「2●日に発売です。何日かはよく覚えてないんですけど」　と笑いを取る。自分でも可笑しかったらしく、　「うふっ」　と笑ってしまった岸田くん。　「シリアスな曲なんですよ」　と曲モードに入れなくなった様子。ちょっとしたアルペジオで気を取り直して曲に入っていた。歌詞をよく聞いていたら確かに、うふっ！の後に歌うような曲じゃないね。

次のMCで。　「今回のツアータイトルは　『地獄の団体戦』　ですが、タイトルには何の意味もありません」　だって。そして　「次の曲で最後です。ライブでやりたかったけどやったことがなくて、四苦八苦しました」　とのこと。ここでMちゃんと顔を合わせ　「あれ？やったことなかったっけ？」　と私たち。好きな曲でよく聴いていたから、ライブでもやっていたと思い込んでいた。岸田くんの声も出て、すごくイイ感じに仕上がっていた。

アンコール前には恒例のマサ社長によるグッズ紹介があり、アンコール2曲。最初の曲を終えた後、岸田くんが　「ごっついま、社会の窓が開いてたわ」　と言って笑った。
最後はあれ？やっぱり、やりますか？岸田くん。かなりキツそうだったが、岸田くん　→　マサ社長　→　boboさんと重なっていくコーラスで何とか乗り切る。ヒヤヒヤしながら聴いたが、やっぱ好きだなぁ、この曲。今日のラストにピッタリだ。

今日のセットリストには大満足！椅子アリ会場だったし、曲的に何となく不思議な空気が流れるライブだったが、個人的にはすごく楽しめた。時折、岸田くんの口から出る　「ライブでやっていない」　「すごく古い曲なのにライブでは初」　という言葉が嬉しくて。
これからも、スリーピースでのライブをやって欲しいなぁ。新曲も昔の曲のような雰囲気が多かったし、シンプル構成だったし、岸田くんもマサ社長も散髪してちょっと短めになってたし、何となく原点回帰的なライブだった。ホント、大満足！

【くるりライブ興行2010〜地獄の団体戦〜　NHKホール】セットリスト　（自分メモなので自信ナシ編）

01. 東京レレレのレ
02. ノッチ５５５５
03. 温泉　（新曲）
04. さよならアメリカ　（新曲）
05. 麦茶　（新曲）
06. 目玉のおやじ　（新曲）　「目玉おやじ」だったかも？
07. ガロン
08. イメージファイト
09. BLUE　NAKED　BLUE
10．ギター
11．The　Veranda
12．さよなら春の日
13．すけべな女の子
14．ベーコン＆エッグ
15．pray
16．魔法のじゅうたん　（7月2●日　発売予定）←岸田くんも発売日はあやふや
17．地下鉄