黒七味ラスク

三連休の京都旅行の帰り、伊勢丹の地下でお土産をひとまとめにするためにごそごそやっていると、鉄子ちゃんに袋をふたつ渡された。
「これ、ひとつはMちゃんにお土産、ひとつはLさんにどうぞ」 って。Mちゃんは、くるりのFCに入っている私の大好きなお友達。くるり京都音楽博覧会も、4回のうち最初の2回はMちゃんと参戦した。京都に詳しくて、私に京都の良いところをたくさん教えてくれた人。Mちゃん、小さい赤ちゃんがいるので京都行きを諦めたが、私たちのために早めに音博チケットを確保してくれた。私が 「Mちゃんにもお土産買おうっと」 と言っていたので、鉄子ちゃんもMちゃん土産を買ってくれたようだ。私にまでいいのにー。ありがとね。



鉄子ちゃんにもらったのは、進々堂の 「黒七味ラスク」 。商品の袋には 「祇園 原了郭の黒七味を使ったラスク」 とある。しかも、 「堅焼 レトロバゲット1924使用」 。原了郭と進々堂のコラボ商品のようだ。原了郭の黒七味は、京都に来たら必ず買って帰るお土産のひとつ。便利な小分けタイプを買うようにしている。もちろん、自分用も。今回も、 「いつも同じだけど・・・」 と思いながらMちゃんにも買ってきた。それがラスクになっているなんて、知らなかった!
封を切ると、ふわーっと黒七味の香りがする。そして口に入れると・・・うわー、大人の味!黒七味好きにはたまらないピリッと感だ。ビールにピッタリ!かなり堅いので、年季の入った大人には食べられそうにない。


もうひとつ、鉄子ちゃんに渡されたお土産がある。進々堂の 「レトロバゲット1924」 だ。そう、さっきの黒七味ラスクに使われているバゲットがこれだ。

レトロバゲット1924は、2006年の 「フランス産小麦を使ったバゲットコンクール」 で準優勝したバゲットだそうだ。元パン屋さんの鉄子ちゃんはパンに詳しく、パンにうるさく、パンが大好きだ。進々堂でこのレトロバゲットを見て気になったらしく、私の分も買っておいてくれた。私も東京で美味しいパンがあると、鉄子ちゃんに食べて欲しくて買ってきてしまうもんね。レトロバゲットは普通のバゲットとは作り方が違うそうだ。その熱い説明を聞きながら 「鉄子ちゃん、そっちの道に戻った方がいいんじゃない?」 と思う私。このバゲットね、中の部分の小麦の軽い酸味というか甘みというか香りというか、それらの高さがもう何とも言えない抜群バゲットだった。ホント、普通のバゲットとは全然違う!

京都から帰ってからも、家で美味しい京都を味わえる幸せ。 「オラ肥ゆる秋」 は、まだまだこれからだ。


祇園 原了郭   黒七味といえば、このパッケージですね

進々堂   京都にたくさん店舗があるパン屋さんでレストランカフェもあります