夏休み2日目 : 東京ディズニーランド ・・・ 最高気温34.5℃

ふたりとも無事、おばあちゃんからの電話の前に起きられた。朝早くても、やっぱり暑いなぁ。もともと雨の確率が高い日だったけど、それがウソのようなムシムシの暑さ。ま、雨が降るよりはイイね。てるてる坊主よ、ありがとう!
昨日、チビと一緒に選んだパンに野菜サラダ、ベーコンエッグを食べ、ふたりとも帽子を被り、日焼け止めを塗って出発!あ、雨の予報じゃないけど、水を浴びるショーのために雨合羽も忘れずに、ね。


8時開園だが、7時半前には舞浜駅に到着。夏祭りイベント中のディズニーランドは、開園前の行列ももの凄い人の数!いやぁ、こんなに混んでいる時期に来たことがナイなぁ、びっくり。遮るものの無い場所での行列は、しんどいねぇ。入園前に倒れてしまいそうだ。どのアトラクションもかなり並びそうだけど、チビが好きなホーンテッドマンションだけは行かないと!



いよいよ開園。ミッキーさんがいるけど、写真を撮るための行列が出来ている。チビに聞いてみると、前に一緒に撮ったからいい、とのことなので、ビッグサンダー・マウンテンファストパス(FP)を取りに向かった。
無事にFPを手に入れ、そのままホーンテッドマンションに向かった。途中、例のスプラッシュ・マウンテンの前を通る。 「ねぇ、昨日のドームシティでガマンしたから、これにも乗るんだよね?」 とチビが聞いてきた。ヤバい、覚えているぞ。 「うわぁ、FPを取るだけで40分待ちだってよー!その間にホーンテッドマンションに乗れなくなるかもしれないから、後でね」 と逃げる。大人ってずるい。
ホーンテッドマンションはラッキーなことに20分ほどで乗ることが出来るらしい。しかし、待っている間はアッチィねぇ。チビの首に巻いたヒンヤリ首巻きもすぐに熱くなる。ディズニーランドの優れているところは、待ち時間がほぼ正確なこと。ちゃんと20分後には乗ることが出来たよ。チビは、見たかった猫キャラが見付けられなかったらしく、悔しがっていた。うふふ、私は見たもんねー。



次もチビのリクエストで、イッツ・ア・スモールワールドへ。私も大好きなアトラクションだ。
以前、福岡の同僚男子が 「アレを見ると涙が出て止まらん」 と言って、みんなに笑われていたことを思い出した。実は私も同じだ。何なんだろうなぁ。ただ世界の子供たちが同じ曲を歌っているだけなのに、涙がじわじわ出てくる。
こちらは15分待ちで乗ることができたよ。水の上を船で進むので、涼しさも増す。 「どこの国だろうねぇ」 「暑い国っぽいねぇ」 「あのコの衣装、かわいいね」 などと言いながら、のんびり楽しんだ。こういうアトラクションなら大歓迎よ!


楽しみにしていた、ずぶ濡れショー 「爽涼鼓舞“ザ・ホットチャレンジ”」 。座って観るためには、園内で事前にチケットを手に入れる必要がある。チケットをもらいに行ってみると、アトラクションよりもものすごく長い行列ができていた。うへぇ!雨合羽を持ってきたけど、こりゃぁ無理だわ。仕方が無いので、水を浴びることの無い後ろの方で、立ったままショーを観た。うーん、残念!ごめんねぇ、チビ。



芝生を囲む柵の前でショーを立ち見したのだが、その芝生の上には、カモが何羽かテクテク歩いていた。
このカモ、ディズニーランド内で売っているポップコーンを食べるんだよねぇ。 「エサをあげないで」 のような警告看板は見当たらないなぁ。あげてもいいのかな。考えているうちにチビは既に、いくつか持っていたポップコーンをあげて、とっても喜んでいた。

その中に一羽、じーっと日陰にいて動かないカモがいた。 「カモだって、暑いんだねぇ」 なんて言いながらチビと眺めていたのだが、暫くするとそのカモが少し歩き出した。お腹が空いたのかな。
でも、何だか動きがおかしい。このカモは足を悪くしているようで、引きずるように歩く。食べたくても動きが遅いので、すぐに他のカモに横取りされてしまうのだ。チビが 「あれじゃ、あのカモは食べられないよ!」 と言い、足の悪いカモの後を追って、その近くにポップコーンを投げ入れていた。ちゃんと、あのカモの口にも入ったかなぁ。


そろそろFPの時間が来るので、ビッグサンダー・マウンテンへ。普通に並んでいる人は90分待ちとのことだが、さすがはFP。スルスルと列を追い越し、すぐに乗ることができた。チビは初搭乗らしい。 「スピードがあるだけで怖くないよ」 と誘ったのだが、降りるとすぐ 「怖かったぁ!」 とチビ。ありゃりゃ、すまん。
次のFPを取ろうとバズに行ったが、何と使える時間は夜の20時過ぎ!まだ午前中なのに、すごい人気っぷりだね。まぁ、他のアトラクションも同じような状態で、うちらは次のFPを諦めた。うーん、恐るべし!夏休み中のディズニーランド。


暑くなってきたのでワールドバザールに戻り、帰りに買うお土産の予習に、とショップを眺めた。チビはお姉ちゃんから頼まれたお土産探しに必死だ。どうも、リクエストとは微妙にデザインが違うようで、いろんなお店をぐるぐる。 「ちょっとぐらい違っても大丈夫じゃない?」 と言うと 「うーん、絶対にあるハズなんだよね」 と諦めない。誰に似たのか、この固さ。



そのまま、ワールドバザール内のレストランで、ランチの列に並んだ。 「れすとらん北齋」 は、50分待ちだという。この混雑ではどこで食べても良かったのだが、ゆっくり座りたかったし、ファストフードを暑い外のベンチで食べるのも厳しかったので、待つことにした。ここの待ちが、いちばんキツかったかなぁ。
実はここで並んでいる時に、同僚が亡くなった、とのメールが入った。ランチの列はなかなか進まないし、亡くなった同僚のことをいろいろ会社に聞きたいし、チビもとうとうヘロってきているし、何もかも 「もー!!!」 という感じで。
やっと座れた時はホッとしたなぁ。思わずチビに 「ねぇ、ノンアルコールビール飲んでいい?」 って了解をもらっちゃったもん。ランチしながら、 「次はどうする?」 と聞くと 「うーん、もう乗り物は混んでて乗れないよね。夜の花火も観なくていいから、お土産を買って、早めに帰ろうか」 とチビ。せっかく、楽しみにして来たのにね。何だかかわいそうになってきた。うーん、どうしよう。


お腹を満たして少し元気が戻ったので、会話も弾む。 「そういえば、ふたりともデジカメを持ってきたのに、殆ど写真を撮ってないね」 「うん、じゃさ、食べ終わったら写真撮影大会にしよっか」 「いいねぇ、そうしよう!」


正面からシンデレラ城を撮ったり、ウォルトディズニーとミッキーさんの銅像を撮ったり、暑いながらもふたりでお互いの写真を見せあいっこしながら楽しんだ。やっぱり人が多いので、知らない人がいっぱい写りこんでいたけど、それも今日の記念だからイイね。
夏祭りということで、園内にはこんな提灯がたくさん飾られていた。眩しい空と、夏祭りの提灯、混雑にくたびれて休む人たち。いちばん、今日らしい写真・・・かな。このあと、トゥーンタウンでひと休み。噴水周りの日陰、涼しかったぁ。



「最後にコーヒーカップに乗りたい!」 とチビ。アリスのティーパーティね。好き、好き!少し並んだけど、割と早く乗ることができた。 「ねぇ、いっぱい回そうよー」 と言っていたチビだったが、いざスタートしてグルグル回すと 「もう回さないでー!」 と叫んでいる。キャハハ!列に並んで待っている人が笑っちゃうほど回ったもんね、私たち。楽しかったぁ。
パーク内の隠れミッキーを探しながら歩き、疲れてベンチで休憩。その後、パーク内のショップをたくさん回り、チビも無事にお土産を買い、早めに帰ることにした。花火、見たかったけど仕方がないね。次回は、空いている時期においでね。



パークの出口にある、ミッキーの形にお花が植えられた花壇。その前に、カメラを持った女性キャストがふたり、立っていて 「良かったら、写真撮りましょうか」 と声を掛けてきた。この時ちょうど、花壇の前には私たち以外、居なかった。 「ここに人が居ないなんて、珍しいんですよ。ラッキーですね」 と言われた。うふふ、ラッキー!
チビが東京に来て初めて、ふたり一緒の写真を撮ってもらった。そうねぇ、暑くて暑くて、誰かにカメラを託して写真を撮ってもらうなんて、考えもしなかったもんねぇ。イイ記念になったわ。
終わりよければすべてよし!さぁ、お家に帰ろうね。


とはいえ、予定よりずっと早く引き上げてしまったのでチビに申し訳なく、 「このあとどこか行く?それとも甘いモノ、食べて帰る?」 と聞いてみた。 「うーん、甘いの食べたい!」 と言うので、近くの駅ビルに入っている 『マウカメドウズ』 に寄った。

ここは、ワッフルが美味しいお店。時々、友達や同僚と食べに来る。サクサクのワッフル、美味しくて疲れが取れるんだよねぇ。店名が覚えづらく、仲間内では 『ワカメどうふ』 と呼んでいる。お店の方、ゴメンナサイ!
見て見て!ベリーズワッフルを前に、嬉しそうなこの笑顔!やっぱりチビッ子は甘いモノが好きねぇ。 「今まで食べたワッフルの中で、いちばん美味しいよー!」 と喜んでくれた。良かった、良かった。
私がオーダーしたのは、いろんなフルーツが添えられたガーデンワッフル。 「バナナも食べる?キウィもどう?」 と次々とチビのお皿にフルーツを載せていった。 「もう、お腹いっぱいだよー」 とチビ。そりゃそうだね、この量だもんね。
そういえば昔、外食をすると、お母さんがこうやって分けてくれるのが何となく恥ずかしくて、 「自分の分があるから要らないよー!」 って言っていたっけ。今になってやっと、お母さんの気持ちが分かった。美味しいモノを食べさせたいんだよねぇ、チビッ子に。あ、お母さん、今でもそうだ!お母さん、ごめんね・・・反省。


うちに帰ってお風呂からあがると、チビは昨日と今日のお土産を全部、引っ張り出した。 「ひとりずつ袋に入れて、帰りの荷物の準備をするんだ!」 というチビに、文房具やメッセージを書く付箋、テープなどを提供。私がお風呂に入っている間、ひとり黙々とメッセージを書いていた。物を作ったり、書いたりするのが大好きな職人系チビなので、とても楽しそう!みんなに喜んでもらえるとイイね。
さて、明日は私も一緒に帰るんだよね。自分の荷物の準備しなくちゃ!こりゃぁ、大変だぞ。先に準備を終えたチビは、パソコンのLEGOページで動画を見て楽しんでいる。 「見て!これも面白いよ」 と言うチビに、明日の準備は諦めて付き合った。いやぁホント、よく出来た動画だねぇ。面白い!
明日はゆっくり起きようね。