快気祝の箱根温泉旅行 2日目

昨日の疲れでぐっすり眠った朝、目が覚めると従妹とガッツが居ない!私が眠っている間に、貸切風呂にチャレンジしたそうだ。結果は、ガッツが野趣あふれるお風呂にビビり、足湯だけして帰ってきたとのこと。
とりあえず3人で朝食の会場に向かう。雪月花では部屋食はなく、全て食事会場に行って食べることになっている。


品数の多い和朝食。卵、納豆、おかゆは希望を聞かれ、お願いすると持ってきてくれるシステム。魚はアジとエボダイのどちらかを選ぶことができる。味噌汁は鉄鍋に入っており、卓上コンロで温めて頂く。
朝からガッツリ食べられる従妹は、たまごも納豆もおかゆもオーダーし、ご飯も味噌汁もおかわりし、気持ちがいいぐらいに食べていた。主婦の従妹は、ご飯の支度をしなくても良い幸せを体いっぱい、いやお腹いっぱい味わっていた。見ているだけで、こちらはゲップがでそうだったけど。。。
夕べ、20分ガッツを抱っこしただけで筋肉痛になる私とは、鍛え方が違うようだ。


ご飯のあとは、もちろんお風呂。チェックアウトの11時までお宿を満喫せねばっ!
雪月花には3つの貸切露天風呂がある。事前予約は必要なく、行ってみて空いていれば誰が使っても良い。とはいえ裸で入るお風呂。覗くわけにもいかない。そこで空きを確認するの独自のシステムがこれ。3つの露天風呂の名前が書かれた小さな木のランプ。これに明かりが点いていれば使用中、点いていなければ空き、ということ。露天風呂の扉のドアを閉めると明かりが点くようになっているそうだ。
これは1日目の夕方に撮ったのだが、3つとも明かりが点いているので使用中。この明かり、夜になると仄かに点り、とても癒される。


貸切露天風呂 「満点」 。
野趣あふれる造りが特徴。


貸切露天風呂 「観月」 。
檜(ヒノキ)の香りが疲れを癒してくれる。


貸切露天風呂 「花霞」 。
夜、ここに浸かって観た星空は素晴らしかった!


半露天風呂の湯の間。
こちらのお湯は人工炭酸泉。

大浴場から貸切露天風呂の満天に入って部屋に戻ると、従妹とガッツが部屋の露天風呂に入っていた。 「一緒に入ろうよー!」 と言うので、3人で入った。湯船に浸かって写真を撮り、お風呂終了。
ワサワサと片付けをし、ギリギリ11時にチェックアウト。健康保険組合補助金を利用したので、少し安く泊まることができた。



お宿を出て、ランチのお店に向かう。あまりお腹は空いていないが、ゆうべ従妹と相談して決めたお店はお宿から近い場所にあったので、すぐに到着してしまった。
レストランROI(ロア)。お宿では和食ばかり食べていたので洋食が食べたい!ということで選んだお店。小涌谷にあり、かなり急な上り坂の途中にある。大きな看板が出ているので分かり易く、建物の隣に駐車場がある。開店の11時半ぴったりに入店。
写真では建物のバランスが悪そうに写っているのは、お店が坂の途中にあり右が下っているのだが、カメラマン私が購買を考えずパシャリとした結果。失敗。


私はビーフシチュー、従妹はミートパイをオーダー。
カボチャのスープ、野菜サラダの後に出てきたお皿がこれ。私のオーダーしたビーフシチュー。あっさりタイプのソースで、こってりコク好きの私にはちょっと物足りなかったかな。従妹のミートパイは丁寧に作られていて美味しかったぁ。
足柄牛が自慢のレストランのようなので、次回は是非、ステーキを食べてみたい。


レストランを出て湯本方面へ向かう。これから本日のメインイベント、本間木工所での寄木細工体験。寄木美術館を併設する本間木工所では、寄木細工のコースターを自分で作ることが出来る。昨日のいづみやで寄木細工の美しさに魅せられた私たちは、自分で作れるというこちらの工房を知って、張り切って向かった。
ガッツが飽きるので無理だろうと思ったが、従妹は大丈夫!とお店の方に申し込みをしてしまった。ママが大丈夫と言うなら平気だろうということで、やってみることに。やったー!
私たちの他には3人の親子連れが1組、先に待っていて、一緒に作業した。


まず、数種類あるデザインの中から、自分が作りたいデザインを選ぶ。
材料は袋に入っているので、それを自分の席に持ってきて、机に広げてみる。


次に色や模様の違う木を組み合わせて、自分の好きなデザインに組み立てる。
デザインが決まったら隣り合う面にボンドを多めに付け、貼りあわせる。時間が経つと微調整が難しくなるため、素早く貼りあわせるのがコツ。
貼りあわせたら、コースターの回りを太いゴムで止め、形を固定させ、濡れタオルではみ出したボンドを拭き取る。


ドライヤーで軽く表面を乾かしたあと、表面に紙やすりを掛け、凸凹を無くする。
表面が白くなり、ちょっと心配。


表面にワックスを塗り、少し乾かす。
白くなっていた木の色が戻ってきて安心。
その後、乾いたタオルで表面を磨く。あまり磨きすぎるとワックスまで拭き取ってしまうので注意。


完成!
所要時間は1時間掛からなかったような気がする。
よく見ると隙間があったり凸凹があったりするが、自分で作った作品に、ふたりとも大満足!
本当に楽しかったぁ。

結局、箱根ロールは買わずにそのまま東京へ帰った。東名で東京に近付くと、周りはもう都会の景色。
さっきまで箱根の山に居たのが夢のようだ。また、ふらーっと行きたいねぇ、と言いながら車を走らせた。
ガッツは疲れて眠っていた。


レストランROI(ロア)   足柄牛を使ったメニューが豊富なレストランです

本間木工所、本間寄木細工美術館   寄木細工の体験工房では800円でコースターが作れます